「言われてみれば確かに!」高速道路の案内標識が“緑色”なのはなぜ? 当たり前すぎて知らなかった色の理由を調べてみた結果…
高速走行時や夜間でも読みやすい緑色標識の役割と採用の経緯
普段クルマで走行していると、行き先や距離などを示すさまざまな案内標識を目にします。
一般道路では青色の背景に白色の文字が用いられていますが、高速道路に乗ると標識の背景が緑色に変わります。
では、なぜ高速道路の標識には緑色が採用されているのでしょうか。
高速道路の案内標識が緑色で統一されている最大の理由は、ドライバーに対する視認性の高さにあります。
一般道路と比較して極めて高い速度域でクルマが走行する高速道路においては、標識に記された地名や目的地までの距離、出口の案内などを瞬時に読み取らなければなりません。
そのためには、背景色と文字色のコントラストが明確であり、一瞬の視認で正確な情報を得られる色の組み合わせが必要不可欠となります。
そこで採用されたのが、緑色の背景に白色の文字を描くという標識のデザインです。
この緑と白の組み合わせは、夜間走行時においてクルマのヘッドライトの光を反射した際にも、文字が浮き上がって見えやすいという特性を持っています。
暗闇のなかでも光の乱反射を防ぎつつ、必要な文字情報を正確にドライバーの目に届けることが可能なのです。
歴史的な経緯を振り返ると、日本で高速道路網が整備され始めた当初、どのような色の標識が適しているかが慎重に検討されました。
赤や黄色といった色は注意喚起や警告の意味合いが強く、案内標識としては不要な緊張感を与える懸念がありました。
その結果、目に優しく自然の風景にも馴染み、かつ文字とのコントラストがはっきりと強調される緑色が採用されるに至りました。

一方で、一般道路の案内標識には青色の背景に白色の文字が用いられています。
これも視認性の観点から選ばれた色ですが、高速道路と一般道路で異なる色を使用することには大きな意義があります。
明確に異なる色が用いられていることで、現在自分が一般道路を走っているのか、それとも自動車専用の高速道路網を走っているのかを直感的に把握することが可能となっています。
とくに都市部の複雑な道路網やインターチェンジの入り口付近などでは、この色の違いが進路を決定するうえでの重要な道標として機能しています。
このように、緑色の案内標識は高速走行という特殊な環境下で安全を確保するための実用的な理由から選ばれているのです。
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