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“ゼロトルク”だけじゃない! PXGの新作パター「One & Done ZT」はなぜフェースが安定する? 高MOIと超薄肉フェースのねらいとは

ゼロトルクと高MOIは何が違う? フェースを安定させる独自構造

 米国発のゴルフメーカー・PXGから、ゼロトルク設計の新作パター「One & Done ZT パター」が登場しました。

 本モデルは、高い安定性を備えたマレットタイプで、ストローク中のフェースコントロールをシンプルにし、安定したストロークと打ち出し方向を生み出すことを目的としたモデルです。

 最大の特徴は、PXGが展開するゼロトルク(ZT)プラットフォームを採用している点。新開発のオンセットホーゼル構造、中空ボディ、高度なフェースミーリング、周辺重量配分を組み合わせることで、ストローク中に発生するヘッドのねじれを自然に抑える設計となっています。

 ここでポイントとなるのが、「ゼロトルク」と「高MOI(Moment of Inertia=慣性モーメント)」は似ているようで役割が異なることです。

 ゼロトルク設計は、ストローク中にフェースが開閉しようとする力を抑えるのに対し、高MOI設計は、芯を外したインパクトでもヘッドのねじれを抑えるもの。そこで、新しい「One & Done ZT パター」は双方を組み合わせ、ストローク中からインパクトまでフェースの安定性を高めることをねらっています。

 ゼロトルク設計の中核となるのは、PXGが特許を取得しているオンセットホーゼル構造。シャフト軸をパターヘッドの重心近くに配置することでトウアップバランスを実現し、フェースがストローク軌道に対してスクエアな状態を保ちやすくしています。

PXG「One & Done ZT パター」
PXG「One & Done ZT パター」

 さらに、一体型のハンドファースト設計も特徴です。ロフト自体は5度ですが、2度のフォワードプレスを組み込むことで、実際のプレー時には3度相当のロフトになる設計。自然な手の位置で構えながら、安定した打ち出しにつなげます。

 ヘッドには、303ステンレススチール製の中空マルチマテリアル構造を採用しています。内部にはPXG独自の軽量ポリマー素材“S COR”を充填し、ヘッド中央部の重量を削減。その余剰重量を外周部へ再配置することで高MOI化を実現しています。

 この“S COR”ポリマーが、パター内部容積の50%以上を占めているのも注目すべきポイントです。軽量素材を内部に用いることで重量をヘッド外周へ振り分ける余地を生み出し、安定性を向上。同時に“S COR”は振動吸収にも貢献しています。

 フェースには、第3世代となる“ピラミッドフェースミーリング”を採用。最適化されたピラミッド状のパターンがボールのディンプルと均一に接触することで、フェースの打点位置が変わっても安定した打音と転がりを生み出します。

 また、フェース厚は、わずか約1.4mmまで薄肉化。これは単にフェースを薄くするのが目的ではなく、軽量化によって生まれた余剰重量をヘッド外周へ移すことで、さらなる高MOI化を実現するための設計です。薄肉フェースは“S COR”ポリマーによって内側から支えられ、構造強度も確保されています。

 ソールには交換可能なウェイトを搭載。ゴルファーのセットアップやストロークタイプに合わせて、ヘッド重量やフィーリングを調整できます。

 ストローク中のフェース回転を抑えるゼロトルクと、ミスヒット時のヘッドのねじれを抑える高MOI。このふたつが生み出す安定性に加えて、約1.4mmの超薄肉フェースや独自ポリマーまで投入した「One & Done ZT パター」は、パッティングの再現性を高めたいゴルファーにとって注目のモデルといえるでしょう。

●製品仕様
・価格(消費税込):8万1400円

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