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オフロードでも雪道でも頼れる! ハンコックSUV用ATタイヤ「Dynapro AT2 Xtreme」の実力を「ジムニー シエラ」2サイズ乗り比べで検証

雪道も高速もそのままイケちゃう頼もしさ

 ATタイヤですが、3ピーク・マウンテン・スノーフレーク(3PMSF)付きなので冬道も走れます。つまり雪道にも強いということで、高速道路での「チェーン規制」でもスタッドレスタイヤと同じように走行が可能です。もちろん「全車チェーン規制」の場合にはスタッドレスタイヤと同じでタイヤチェーン装着が必要です。

 速度記号が「T」なので、余裕の190km/hがスピードリミットのタイヤですから、タイヤの構造的にも夏でもしっかり走れそうです。

 今回の試乗でもキャラメルブロック的なトレッドパターンにもかかわらず、しっかりしたグリップを発揮して安心して乗ることができました。

ヘビーデューティーな見た目のパターンからは想像できないほど、パターンノイズは控えめだ
ヘビーデューティーな見た目のパターンからは想像できないほど、パターンノイズは控えめだ

 215サイズを履いたジムニーはノーマルサスペンションで、235サイズを履いたジムニーはサスペンションを固めてありました。ノーマルサスの方もロール感はあるものの、ハンドルの遊びはこの手のタイヤにしては小さく乗りやすかったです。

 サスを固めた方はさらに遊び感が小さくなり、ロールは感じずにキビキビと元気に走ることができました。

 このようなトレッドパターンのタイヤではパターンノイズなどの走行音がうるさいことが多いですが、溝の底に特殊な形状を用いて遮音壁にすることで静粛性をサポートしており、静かに乗れます。低ノイズもこのタイヤの一つの特徴です。

性能もコスパも優秀で今後の展開から目が離せない!

 また偏摩耗抑制やしっかりしたグリップを確保するためにタイバーと呼ぶブロック間をつなぐブリッジを追加して、快適な乗り心地を確保しています。走行実験を繰り返し、よく研究されたタイヤだなと感じました。

 コンパウンドには高分散性シリカを採用し、耐久力があり偏摩耗に強く安定したグリップを発揮するトレッドを実現しています。

映えるルックスと高い実用性を兼ね備え、性能を重視するSUVユーザーも満足させる仕上がりだ
映えるルックスと高い実用性を兼ね備え、性能を重視するSUVユーザーも満足させる仕上がりだ

 タイヤの寿命が長くなるトレッドコンパウンドは偏摩耗抑制だけでなくマイレージを伸ばすことにも寄与しているようです。北米基準のUTQGのトレッドウェア(耐摩耗性)は660でとても優秀な数字をマークしています。

 ジムニーのサスペンションがノーマルの人も、固めてある人も、乗り心地は決して硬くなく路面の不整への当たりのまろやかさ、ダンピングの良さなどで揺れは少なかったです。

 今回紹介したハンコック「Dynapro AT2 Xtreme」は、来年に向けては18インチタイヤも加わってサイズラインナップは合計8サイズになるとのことです。日本市場のSUVかいわいをにぎわす存在になるかもしれない注目のタイヤでした。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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