群馬・高崎から三国峠を越えて“水鏡の絶景”へ! 名物へぎそばも味わう“新潟ドライブ” フォルクスワーゲン「ID.4」で行く静かで軽快な212km
越後湯沢の名物“へぎそば”から清津峡の“水鏡”へ! 212km走っても疲れ知らず
三国峠を越えて新潟県へ入り、最初に立ち寄ったのは越後湯沢の名物グルメを楽しめる店。JR越後湯沢駅の近くに店を構える「中野屋 湯沢本店」です。
ここでのお目当ては、魚沼地方を代表する郷土料理「へぎそば」。そばのつなぎに海藻の布海苔(ふのり)を使うことで、独特のコシとツルリとした喉ごしが生まれます。
ちなみに“へぎ”とは、そばを盛りつける木製の器のこと。長方形の器に、ひと口分ずつ美しく盛られたそばが整然と並ぶ姿は、一般的なざるそばとはひと味違います。
「中野屋」は1970年の創業以来、そば粉を石臼で挽く製法を守り続けている人気店。そばの実をゆっくりと挽くことで、素材が持つ風味を引き出しているといいます。
箸で持ち上げると、そばには独特の弾力があり、口に運べばツルリとした喉ごしが印象的。しっかりとしたコシがありながら、なめらかに食べ進められるのが、へぎそばならではの魅力です。
そして、そばとともに注文したのが、もうひとつの名物である舞茸の天ぷら。大ぶりな舞茸を使った一品で、香ばしい衣とキノコの豊かな風味が、そばのおいしさをいっそう引き立ててくれます。
群馬から峠を越えて新潟へ。その土地ならではの食文化に触れると、県境を越えたことをより実感できます。
越後湯沢で腹ごしらえを終え、次に向かったのは十日町市の「清津峡」。ここは、黒部峡谷、大杉谷と並ぶ日本3大峡谷のひとつです。清津川を挟んで切り立つ巨大な岩壁が、深いV字形の谷を形成しています。国の名勝・天然記念物にも指定されている、新潟県を代表する景勝地です。
その特徴的な景観を生み出しているのが、柱状節理と呼ばれる岩肌。火山活動によって生まれた岩石が冷え固まる過程で規則的な割れ目が生じ、無数の柱を束ねたような独特の形状になったものです。巨大な岩壁が連なる光景には、自然が長い時間をかけてつくり上げた迫力があります。
そんな「清津峡」を間近で楽しめるのが、全長750mの「清津峡渓谷トンネル」。かつては峡谷沿いの遊歩道から景色を眺めていましたが、落石事故によって通行できなくなったことを受け、1996年に安全に景観を楽しむためのトンネルが整備されました。
現在は、2018年に中国の建築家マ・ヤンソン氏が率いるMADアーキテクツの手によって「Tunnel of Light」というアート作品へと生まれ変わり、自然と現代アートを同時に楽しめる場所となっています。

トンネル内には3か所の見晴らし所があり、そこから望む切り立った岩壁や清津川の流れは迫力十分。トンネルの内部から外の自然を眺めることで、峡谷の雄大さがいっそう際立ちます。
そして、約750mのトンネルを歩いた先に待っているのが、最大の見どころである「パノラマステーション」。
薄暗いトンネルの先に大きな開口部が現れ、その向こうには「清津峡」の岩壁と空が広がります。さらに、床に張られた浅い水が鏡の役割を果たし、目の前の風景を上下反転させて映し出しているのです。
水面に映る岩壁と空が、実際の風景とひとつになって広がる光景は、まさに“水鏡の絶景”。トンネルの暗がりが額縁のような役割を果たし、その先の自然を1枚の絵画のように見せています。
印象的なのは、これほど幻想的な光景が、もともと自然の景観を楽しむためにつくられたトンネルと、現代アートの組み合わせによって生まれていること。
切り立った岩壁の迫力と、水面に映る静かな風景。その対照的な美しさは、写真で見るのとはまた違った感動を与えてくれます。今回のドライブでは、ぜひとも立ち寄りたかった場所のひとつで、三国峠のワインディングとは異なる新潟の雄大な自然を楽しむことができました。

「清津峡」の見学を終えたら再び「ID.4」のステアリングを握り、上越市の高田へと向かいます。
高田は、江戸時代に高田城の城下町として発展した町。現在も、雪の日でも人々が行き来できるよう、町家の軒先を延ばしてつくられた“雁木(がんぎ)”が残り、雪国ならではの暮らしの知恵を伝えています。
三国峠や清津峡の雄大な自然とは趣の異なる、歴史を感じさせる町並み。そんな高田の市街地を通り抜け、今回のドライブ旅のゴールとなる「フォルクスワーゲン上越」を目指しました。
* * *
今回のドライブでは、市街地、高速道路、そしてアップダウンの続くワインディングと、さまざまな道を走りました。
改めて感じたのは、「ID.4」のドライビングフィールがとても自然だということです。電気モーターによるなめらかな加速はもちろん、後輪駆動らしい軽快なハンドリングも魅力。アクセルやステアリングに対する反応が素直なので、大柄なボディを必要以上に意識することなく走らせられます。
そして何より、静かです。エンジン音に邪魔されることなく移動できるためか、長い距離を走っても疲労感はほとんどありません。それでいて、ワインディングでは積極的にステアリングを握りたくなる楽しさも備えています。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】
