“4輪駆動”が代名詞のアウディが人気SUV「Q5」にFF車を設定!? クワトロ仕様と何が違う? 新たな選択肢のねらいとは
“クワトロ”が代名詞のアウディが「Q5」シリーズにFF車を追加した理由
アウディジャパンは2026年10月21日、プレミアムミッドサイズSUV「Q5」と、クーペスタイルの「Q5スポーツバック」に、FF(前輪駆動)モデルを追加しました。新たに設定されたのは、両モデルともに“アドバンスドLE”と“アドバンスド”の2グレードです。
アウディは、独自の4輪駆動システム“クワトロ”を長年にわたってブランドの中核技術に据えてきました。
もっとも、アウディのSUVにFF仕様が設定されるのは今回が初めてではありません。コンパクトSUVの「Q2」や「Q3」には以前から設定されており、今回はその選択肢がひとクラス上の「Q5」にも拡大された形です。
2008年に初代モデルが誕生した「Q5」は、現行モデルで第3世代。アウディのSUVとして初めて、新設計の内燃機関向けプラットフォーム“PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン)”を採用しています。
デジタル化が進んだインテリアに加え、荷室容量は「Q5」が520リットル、「Q5スポーツバック」が515リットルと、ファミリーユースにも対応する優れた実用性を備えています。
では、日本仕様の「Q5」シリーズにFF車が追加されたねらいは、なんなのでしょうか? アウディジャパンは、街中での走行を中心とするユーザーや、4輪駆動にこだわらないユーザーのニーズに応えるためと説明しています。

日常的に走るのは市街地や高速道路が中心で、雪道や悪路へ出かける機会が少ないユーザーにとっては、必ずしも4輪駆動が必要というわけではありません。そこで、「Q5」シリーズの居住性や先進装備をそのままに、駆動方式の選択肢を広げたのが今回のFFモデルといえるでしょう。
●204馬力の2リッターターボを搭載! クワトロとの燃費の違いは?
今回追加されたFFモデルには、最高出力204ps(150kW)、最大トルク340Nmを発生する2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン“TFSI”を搭載。トランスミッションには7速のデュアルクラッチ式トランスミッション“Sトロニック”が組み合わされ、さらに48Vマイルドハイブリッドシステム“MHEVプラス”も採用しています。
“MHEVプラス”は、“PTG(パワートレインジェネレーター)”と呼ばれる電気モーターが減速時に最大25kWのエネルギーを回収。加速時には最大18kWの出力でエンジンをアシストします。一定の条件下ではエンジンを使わずモーターだけで走行できるほか、エンジン停止中もエアコンを作動させられるのが特徴です。
気になる燃費性能は、「Q5」が14.7km/Lで「Q5スポーツバック」が14.8km/L(いずれもWLTCモード)。同じ204psのガソリンエンジンを搭載するクワトロ仕様は、それぞれ13.5km/L、13.6km/Lなので、FF車の方がともに1.2km/L上回っています。
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