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2023年 注目のルノー新型「カングー」 ついにこの春に正式発表 迎え撃つライバルの“次の一手”とは?

リフター、ベルランゴに3列シートのロングモデルを追加予定

しかし、今年の春に登場予定の新型「カングー」の前に立ちはだかるライバルが存在します。それが同じフランス車であるプジョーの「リフター」とシトロエンの「ベルランゴ」です。

プジョー「リフター」に追加される予定の3列シート版「リフター・ロング」
プジョー「リフター」に追加される予定の3列シート版「リフター・ロング」

 この2台の兄弟車の特徴は、両側スライドドアを持っていること、広い室内空間があること、そしてキュートなデザイン、欧州車ならではの走りの良さがあること。

 そして寸法は全長4403mm×全幅1848mm×全高1844mm(ベルランゴ)で、1.5リッターのディーゼルエンジンを搭載します。寸法もエンジンも、新型カングーとほぼ同じようなもの。もちろん、先進運転支援システムも最新の今どきの機能が採用されています。

 つまり、リフターとベルランゴは、完全なる新型カングーのライバルという存在になります。

 しかも、このリフターとベルランゴの販売が絶好調なのです。

 2019年秋の先行発売も即売り切れになり、2020年8月の正式発売後も人気は高いまま。特にシトロエンのベルランゴの売れ行きはよく、シトロエンの過去最高を記録した2021年上半期の販売台数に大きく貢献したといいます。また、プジョーはリフターだけでなく、「208」や「2008」「3008」などの好調さもあり、2021年第一四半期はブランド販売台数が新記録となっています。

 しかも、好調さに守りに入らず、さらなる攻勢に出るのがリフターとベルランゴの恐ろしいところ。

 2021年8月には「リフター」に車中泊仕様のオプションを用意。2021年11月にはサーフブランド「Rip Curl」とコラボしたベルランゴの特別仕様車をリリース。2022年2月にはリフターとベルランゴ用に、キャンプ用の日本独自企画の純正エアフレームカーサイドタープを販売。よりアクティブに2台が楽しめる仕掛けを放ち続けています。

 そして、2023年はプジョーとシトロエンかは、さらなる強力な新型カングーのライバルも登場します。

 それが「リフターロング」と「ベルランゴロング」です。“ロング”と名乗るように、全長4753mm×全幅1848mm×全高1812mm、ホイールベース2975mm(ベルランゴロング欧州仕様)というボディサイズで、通常モデルよりも全長が約350mm、ホイールベースが190mm長くなっています。全幅・全高は変わりません。

 全長が長くなった恩恵は、室内スペースの広さにつながっています。ベルランゴXLは3列目シートを用意、乗車定員7名を実現しています。

 3列目シートは折りたたむと完全に収納されます。また、さらに3分割で折りたためる2列目シートをすべて倒すと、広大でフラットな荷室が広がります。

シトロエン「ベルランゴ」に追加予定の3列シート版「ベルランゴ・ロング」
シトロエン「ベルランゴ」に追加予定の3列シート版「ベルランゴ・ロング」

 これにより、ミニバンとしての利用を考えていた新たな層を獲得することが可能となります。また、日本で言えば3列シートのミニバンは、文句なしの売れ筋ジャンル。販売台数の大きな伸びも期待できるのです。

 そんな強敵が出迎えるのが、今春の新型カングーのデビュー。ちなみに、強力なライバルがいるほうが、意外とジャンル自体の注目度が上がって、ライバル共々みんなの販売台数が伸びることもあります。この度の戦いは、一体、どのような結果になるのかに注目です。

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