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新パワートレインは「レクサスが目指す世界観と好相性」新型SUV「RZ」が披露した“目を見張る走り”とは

レクサス車らしさに新鮮味をプラスしたルックス

 試乗の舞台は南仏のエクス・アン・プロヴァンス近郊。今回の主役であるレクサス「RZ」とは、2022年春にトヨタテクニカルコース下山でプロトタイプを試乗して以来の再会となった。

 その後、欧米のライバルたちから多数のEV(電気自動車)が登場してきたため、正直、市場に出る前に鮮度が落ちていないかという危惧もあった。けれどもうれしいことに、それは杞憂だった。初めて一般道で試したその走りは、あらためて目をみはる仕上がりだったのである。

レクサス初のEV専用モデル「RZ」。そのドライブフィールはレクサスが目指す「すっきりとしていて、かつ奥深い走り」を具現したものだ
レクサス初のEV専用モデル「RZ」。そのドライブフィールはレクサスが目指す「すっきりとしていて、かつ奥深い走り」を具現したものだ

「UX300e」に続くレクサスで2番目のEVとなるRZは、“e-TNGAプラットフォーム”を用いたEV専用開発車となる。この全長4805mm、全幅1895mm、全高1635mmというボディサイズを持つクロスオーバーSUVの大胆な外観は、“スピンドルボディ”と呼ばれる新しいデザイン言語で描き出されている。「EVに大きなラジエーターグリルは似合わない」と、違った解釈でスピンドルのモチーフを反映させたその姿は、ちゃんとレクサスに見えながら新鮮味も感じさせるものだ。

 インテリアは「NX」以降のモデルに採用されている“TAZUNAコンセプト”に基づき、操作系をステアリング周辺に集約したコックピットデザインを採用する。そのステアリングに、通常の円形のものに加え、操縦桿のようなバタフライ形状のものを用意するのもトピック。これは“ワンモーショングリップ”と名づけられたステア・バイ・ワイヤシステムである。

 シートやドアトリムなどに、バイオ素材を30%用いたウルトラスエード素材を使用するほか、高触感合成皮革巻きのステアリングホイールを採用するなど、昨今のレザーフリーのトレンドにも対応。ドアのラッチを電動化した“e-ラッチ”、ドアトリムを美しく彩る“陰影イルミネーション”、シェードレスで調光機能つきのパノラマルーフなど、見どころはほかにも盛りだくさんだ。長いホイールベースを活かし、室内空間はリアシートを含めて余裕があり、荷室容量も522〜1451リッターと十分確保されている。

 走りの土台となるボディは、高強度素材の積極採用、接合の強化などによって徹底的に剛性が高められた。“レーザースクリューウェルディング”、“レーザーピニング”といった最新の製造技術を採用し、構造用接着剤の塗布長は実に1.79mにも及ぶ。また、バックドア周辺は二重環状構造とされ、各種補剛部材も追加。結果としてアッパーボディは、プラットフォームを共有するトヨタ「bZ4X」とは全くの別物になったという。

 パワートレインは1種類で、正式車名は「RZ450e」となる。フロントに最高出力150kW、リアに同80kWの電気モーターを搭載し、合計230kW(313ps)を発生する4WDであり、そのアウトプットは新4輪駆動力システム“DIRECT4”により、前後100:0〜0:100の間で制御される。シャシーにおいては、足回りに周波数感応式ショックアブソーバーを採用するのも注目だ。

Nextレクサスの狙いを高次元で具現した静かでなめらかで上質な走り
Gallery 【画像】次世代パワートレインはレクサスの世界観と好相性! 新型「RZ」を見る(25枚)
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