“使える”荷室が魅力の3列シート「フレンチMPV」シトロエン「ベルランゴロング」は長距離ドライブと好相性
2列目よりもゆったりと感じられるサードシート
車体が拡大された分は、そっくりそのまま居室内の空間拡大に充てられてる。

セカンドシートまでのつくりは標準ボディといっしょだが、そこから後ろが長い。セカンドシートの背後にふたつのシートを配置して3列シートの7人乗りとしているわけだが、このサードシートは折りたたむこともできれば比較的イージーに──力は必要だけど──取り外すこともでき、アレンジ次第で多彩な使い方が可能だ。サードシートを取り外してセカンドシートの背もたれを倒せば、フロア長2mオーバーのほぼ真っ平らな空間をつくることができる。車内で伸び伸びと寝転がれるから車中泊を楽しむ際にもそれなりに快適に過ごせそうだ。
その状態での荷室容量はおよそ2693L。セカンドシートの背後にはそこから後ろをマスクするトノカバーをつけることもでき、サードシートを取り外した5座の状態ではトノカバー下の容量だけでおよそ850L。天井までだと1000L超えである。しかも、7人フル乗車のときには邪魔になるトノカバーをサードシートの足元に固定することもできる。なんとも使い勝手のいいMPVであることか。
しかも、そのサードシートの出来がなかなかいいのだ。世の中には3列シートを備えた小型MPVやSUVが多数あるが、多くの場合、サードシートは補助席みたいな緊急用、もしくは子ども用。大人がそこに座ってそれなりの距離を移動する、なんて使い方には絶えられない。
けれど、ベルランゴ ロングのサードシートはそうじゃない。シートそのものの大きさや座り心地はほとんどセカンドシートと変わらないし、ヒザまわりや足元も広々。おまけに2座がそれぞれ左右に離れてるから、3座分が密着してるセカンドシートよりもゆったりと感じられるほどなのだ。大人がそれなりに長い時間ここに座っていても、大きな不満を覚えることはまずないだろう。まぁ滅多に使うことのないサードシートなのかもしれないが、これはもう大きなアドバンテージというほかはない。
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