「いつかはアルヴェル」の時代が到来! トヨタ新型「アルファード」と「ヴェルファイア」はどれだけ進化した? 旧型と比べてみた
新型は「おもてなし」のインパクトが絶大
まず「おもてなし」は、特に先代モデルから大幅にアップデートされたセカンドシートの充実ぶりに見て取れます。

例えばセカンドシートは、先代モデルでは不可能だった“サードシートを跳ね上げた状態での最後部までのスライド”が可能に。先代モデルまでは、サードシートを格納できる位置が1か所に限られていましたが、新型は2か所に増えたことでセカンドシートの快適性がアップしました。
合わせて、スーツケースなど大きな荷物を積み込んでも、セカンドシートを最大限に広い状態で使えるようになったのも大きな進化といえます。
「Z」系グレードのシートに、先代モデルにはなかったベンチレーション機能が新たに採用されたのもポイントです。スライド機能こそ電動ではありませんが、リクライニングやオットマンは電動調整式なのでプレミアムな世界を満喫できます。
また、ショーファー仕様である最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」のセカンドシートは、座面に角度調整機能が加わりました。これにより、お尻が前へズレにくくなり、移動中の快適性が格段にアップしています。
JALの国内線ファーストクラスや新幹線“グランクラス”のシートは、背もたれを大きくリクライニングさせた際、座面の後ろ側が沈んでお尻の位置を安定させ、よりリラックスできる仕組みとなっていますが、エグゼクティブラウンジのセカンドシートにも同様の仕掛けが盛り込まれているのです。
さらに、エグゼクティブラウンジのセカンドシートには、ヒーターとベンチレーションが組み込まれていますが、新型のそれはヒーターの加熱範囲が座面や背もたれだけでなく、アームレストやオットマンにまで拡大しています。
加えて、先代モデルではモデリスタ製の特別仕様にしか設定のなかったリラクゼーション機能を追加。その動きは本格的なマッサージチェアを思わせるもので、「おもてなし」のインパクトは絶大です。
●間口が広がったスライドドアや可動式ステップで乗降性も向上
もちろん、基本的な部分の進化にも抜かりはありません。新型アルヴェルは全グレードとも、フロントシートからセカンドシートまでのシートピッチ(シート間の距離)が5mm、フロントシートからサードシートまでのシートピッチが10mm拡大。各シートのヒザ回りスペースが広がり居住性がアップしています。
また、スライドドアの開口幅が40mm拡大されたのに加え、スライドドアの開閉に連動してせり出す可動式ステップも設定されるなど、乗降性が向上していることも地味ながら大きな進化といえそうです。
トヨタのフラッグシップミニバンであるアルファードとヴェルファイアの「おもてなし」は、先代モデルでも国産量産モデルのトップといえる水準でした。しかし新型は、さらに上のレベルに到達しているのです。
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