人気のミドルSUVに設定された超高性能モデル メルセデスAMG新型「GLC63 SEパフォーマンス」欧州発売 どんなクルマ?
0−100㎞/h加速は3.5秒の快速ミドルSUV
メルセデス・ベンツの高性能部門、メルセデスAMGは2023年8月29日、欧州においてメルセデスAMG「GLC63 SE PERFORMANCE(GLC63 SEパフォーマンス」の注文受付を開始しました。

メルセデス・ベンツGLCは、初代モデルが2015年に登場したミドルサイズのDセグメントSUVです。2008年に登場した「GLK」の後継モデルとして登場しました。
初代GLCの世界累計販売台数は260万台を突破。2020年と2021年にはメルセデス・ベンツの乗用車のなかでベストセラーモデルとなったように、世界中で大ヒットしています。
現行型GLCは2022年に登場した2代目モデルで、日本でも2023年3月に発表されています。
今回、欧州で注文受付が開始された新型GLC63 SEパフォーマンスはGLCの最パフォーマンスモデルで、2023年7月に発表されています。
M139l型2リッター直列4気筒エンジンを搭載。エンジン単体で476馬力・545Nmを発生するこのエンジンは、世界でもっともパワフルな量産4気筒エンジンです。
これにアファルターバッハで開発された容量6.1kWhの高性能バッテリー、後輪を駆動する204馬力のモーターなどにより、システム最高出力は680馬力、最大トルクは1020Nmを発生。0−100km/h加速は3.5秒、最高速度は275km/hというパフォーマンスを発揮します。
このモデルはPHEV(プラグインハイブリッド)で、最大12kmのEV走行距離を発揮。たとえば住宅地に帰宅する際や朝早く出発する際などでは静かにEV走行が可能となっています。これらのパワートレインはメルセデスAMG ペトロナスF1 レーシングから派生したものといいます。
駆動方式は完全可変式のAMGパフォーマンス4MATIC+前輪駆動システムで、後車軸でスリップが発生した場合、必要に応じて電気モーターの駆動力が前輪にも伝達され、トラクションが強化されます。完全可変全輪駆動の機械的接続は、プロペラシャフトと前輪のドライブシャフトによってこれを可能にします。フロント:リアの動力配分は50:50から0:100まで可変されます。
トランスミッションはAMGスピードシフトMCT 9G(9速DCT)で、トルクコンバーターのかわりに湿式クラッチを採用しています。またAMGダイナミックセレクト(ドライブプログラム)は8つのモードを用意が用意されます。
アダプティブダンピングシステムを備えた「AMGライドコントロール」サスペンションが装備されます。これはスポーティな走りと長距離ドライブでの高い快適性を両立したもので、3つのダンピングから選択が可能です。
またAMGアクティブライドコントロールは従来の剛性の高いアンチロールバーを使用する代わりに、このシステムは車体の動きを電気機械的に補正するもので、フロントアクスルとリアアクスルのアンチロールバーは2つの部分に分割されており、中央には3段の遊星歯車が組み込まれた電気機械式アクチュエーターが配置されています。
さらに高速走行時はパワーアシストを減少させ、低速時には増加させる3段階のAMG速度感応ステアリングシステムを採用。またアクティブリアアクスルステアリングも標準装備されます。
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