日本上陸20周年を祝う特別なVW「ゴルフR」はドリフトモードに“ニュル”モードと開発陣の遊び心が濃密! 気になる走りの刺激とは?
スポーティさだけでなく快適性も追求
スポーツカー好きのマニアックなエンジニアがつくったに違いない……ゴルフR 20 Yearsを運転していると、そんなことを強く思います。

刺激的な音もそうですし、高回転域まで鋭く立ち上がるエンジン、そして、スッと切り込むけれど安定感と奥行きもしっかりと兼ね備えたハンドリングなどは、開発者の熱い思いと高い理想を具現したものといっていいでしょう。
その上で、4WDの駆動力を後輪寄りとしてハンドリングをオーバーステアにし、ドリフト走行を楽しめる「ドリフト」モードや、ドイツにある超過酷なサーキット・ニュルブルクリンクの北コースを速く走るために最適化された「スペシャル」モードなど、極めて限られた状況でのみ使える走行モードを備える点も、彼らの遊び心にほかなりません。
ちなみに、ゴルフR 20 Yearsをベースモデルと見分ける最大のポイントは、大型化されたリアスポイラー。細かい部分では、ブルーに彩られたリアゲートやフロントフェンダーの「R」エンブレムとブレーキキャリパー、ブラックに塗装された19インチのアルミホイールなどが特別なアイテムとなっています。
インテリアでは、運転席と助手席にベンチレーション(送風機能)を組み込んだナパレザーの電動シートを特別装備。単にスポーティなだけでなく、快適性も高めたモデルであることもゴルフR 20 Yearsの特徴です。
また、ベースモデルではオプション扱いの電子制御式サスペンションを標準装着。その味つけはコンフォートモードでも硬めで、より刺激を強調しているように感じます。
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昨今、燃費の悪いクルマは排除されることになる脱炭素社会を背景に、モーターを組み合わせない純粋なガソリンエンジン搭載の高性能車はどんどん排除される方向へと向かっています。
しかし、刺激的なエンジン車は独自の楽しさを味わえるのもまた事実。もしかすると、この先、数年間はそうしたモデルを新車で手に入れられる最後のチャンスなのかもしれない……秀逸なドライビングマシンであるゴルフR 20 Yearsをドライブしながら、そんなことを考えました。
●Volkswagen Golf R 20 Years
フォルクスワーゲン ゴルフR 20 Years
・車両価格(消費税込):792万8000円
・全長:4295mm
・全幅:1790mm
・全高:1460mm
・ホイールベース:2620mm
・車両重量:1540kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1984cc
・変速機:7速AT(デュアルクラッチ式)
・最高出力:333ps/5600〜6500rpm
・最大トルク:420Nm/2100〜5500rpm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)4リンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)235/35R19、(後)235/35R19
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