レクサスの最高級クーペ「LC」の走りがスポーティに激変! ドライビングが楽しくなる「アップグレードプログラム」驚きの効果とは
ドライビングに「待ち」や「我慢」を強いられるベース車両
いよいよ比較試乗へとまいりましょう。まずはアップグレード前のベース車両の再確認からおこないます。

LCは2017年の発売以降、何度か改良がおこなわれていますが、今回試乗したのは最新モデルのひとつ前……2021年11月以降に発売された2022モデルの「LC500」、LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング)がついたモデルです。
デビュー直後のモデルは、それまでのレクサス車では感じられなかった素性のよさを感じさせたものの、シャキッとしない直進安定性やあらい乗り心地が気になっていました。それでも、幾度かの改良によりその辺りがブラッシュアップされています。
トヨタ自動車の佐藤恒治社長がLCのチーフエンジニア時代に徹底してこだわった“ヨー方向のリニアリティ”が、2022モデルではより理想に近づいていることを再確認。ただしそれは、あくまで常用域での話であり、速度を上げていくと気になる点も見られました。
最新のスポーツモデルの多くは、車両重量を感じさせない身のこなしが特徴となっていますが、LCのベース車両は残念ながら2トンという車両重量を意識させるクルマの動きが気になります。
具体的には、コーナーへのターンイン時に重さが影響してノーズがなかなかイン側を向かないことや、S字コーナーのようにGが左右に動くような状況では上屋が「ヨッコラショ」とワンテンポ遅れるため、それを予期した操作をしないとリアが不安定な挙動になってしまう(もちろんVSC作動で安定方向に戻りますが)など。つまりドライビングに「待ち」や「我慢」を強いられるのです。
よくいえば、力技で曲げる楽しさがあるともいえますが、「サーキットを積極的に走りたいか?」といわれると、「走れなくもないけれど、公道の方がいいな」というのが本音。要するに「サーキット“も”走れる」クルマなのだと思います。
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