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トヨタ新型「カムリ」世界初公開! 北米で大人気のセダンが激進化 11代目は“プリウス顔”で全車ハイブリッド

6年ぶりとなるフルモデルチェンジで新型に進化

 米国トヨタは2023年11月14日、新型「CAMRY(カムリ)」を世界初公開しました。

米国で登場したトヨタ新型「カムリ」
米国で登場したトヨタ新型「カムリ」

 カムリの歴史は、今からはるか43年前の1980年にまで遡ります。最初のモデルは「セリカ カムリ」。つまり、2ドアクーペである「セリカ」の派生、4ドアモデルとしての誕生でした。

 そして、1982年の2代目からは正式にカムリと名乗り、ミドルクラスのスタイリッシュなセダンとして歩み始めます。

 その後3代目(1986年)、4代目(1990年)、5代目(1994年)、6代目(1996年)、7代目(2001年)、8代目(2006年)、9代目(2011年)、現行となる10代目(2017年)とモデルチェンジ。

 2000年代ごろには世界100か国以上で販売されるグローバルモデルとなり、アメリカでもベストセラーカーの地位を獲得。近年になってもアメリカで年間30万台ほど売れているほどの高い人気を保持。また、中国やアセアン諸国でも、上級セダンとしての、確かな存在感を放っています。

 今回北米で登場した新型カムリは11代目(北米市場では9代目)となります。

 新型カムリは、カリフォルニア州ニューポートビーチにあるCALTとミシガン州アナーバーのスタジオによって設計されました。

 フロントには、新型「プリウス」や新型「クラウン」シリーズなどと同様、特徴的な「コ」の字のハンマーヘッド型ヘッドライトを採用、全グレードにスリムなLEDヘッドライト、デイタイムランニングライト、テールライトが装備されます。

 ルーフラインは流麗で、ボディは彫りの深いスポーティなデザインとなっているのが特徴です。

 インテリアはモダンかつオープンなコンセプトとなり、インパネ中央には7インチ、または12.3インチディスプレイオーディオを配置します。ダッシュボードは水平基調となっており、上級グレードではレザートリム付インテリアやアルミニウム製ペダル、パドルシフト付ステアリングが標準装備されます。

 またシートも変更。シートクッションの形状と密度を変更し、クッションの長さを長くすることで快適性も向上しているといいます。またヘッドレストも柔らかくなり後方に移動しています。

Next全グレードがハイブリッドに カムリ初搭載の電気式AWDも選択できる
Gallery 【画像】これが新しくなったトヨタ「カムリ」! 画像で見る(15枚)

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