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米国トヨタが世界初公開! 新型「カムリ」はふたつの“顔”を持つセダン 最新の“トヨタデザイン”に息づく“レクサス”テイストの謎

約7年ぶりに“顔”を大胆に刷新した新型「カムリ」

 2023年11月14日(日本時間11月15日)、米国トヨタはミッドサイズセダンのベストセラーモデル、新型「カムリ」を世界初公開しました。

 大胆にデザインが刷新された新型カムリの最大のポイントは、2種類のデザインが設定されるフロントマスクでしょう。それぞれどんな印象なのかチェックしてみました。

横桟基調とハニカム状、グレードに合わせてふたつのフロントマスクを使い分けているトヨタ新型「カムリ」
横桟基調とハニカム状、グレードに合わせてふたつのフロントマスクを使い分けているトヨタ新型「カムリ」

 ミッドサイズの4ドアセダンであるカムリの歴史は、1980年に登場した「セリカ カムリ」に始まります。そのネーミングから分かるとおり、カムリは2ドアクーペである「セリカ」の派生モデルとして誕生しました。

 1982年に誕生した2代目からネーミングをカムリに変更し、セリカから独立。その後、これまで40年以上の歴史を紡いできました。

 今回発表された新型カムリは、ボディサイドのデザインなどは従来モデルから継承しつつ、フロントマスクを大胆に変更してきました。

 トヨタの最新デザイン要素である“ハンマーヘッド”を採り入れることで、鋭さとワイド感を強調したフロントマスクは、ひと目で新しさをアピール。“コの字型ヘッドライト”も最新のトヨタ車に通じる形状です。

 インテリアは、水平基調のダッシュボードがスッキリとした視界を実現し、中央には12.3インチのディスプレイオーディオをビルトインしています。

 パワートレインは、2.5リッターの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様で、最新となる5世代目のTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)を搭載しています。

 なおシステム最高出力は、FFモデルが225馬力、4WDモデルは232馬力。4WDシステムにはカムリでは初めて、トヨタの電子式オンデマンド全輪駆動(AWD)システム“E-Four”が採用されています。

Nextレクサス車のテイストを感じさせるフロントマスク
Gallery 【画像】「えっ!…」大胆なふたつの“顔”がカッコいい! トヨタ新型「カムリ」を写真で見る(21枚)

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