ドアハンドルの形状に異変!? なぜ「グリップ型」は少なくなった? まもなく登場のメルセデス新型Eクラスも新たに“隠れるタイプ”を採用 流行だけではないその理由とは
BMWも近年はフラップタイプのドアハンドルを採用
BMWも従来は基本的にバータイプのドアハンドルだったものが、新型「5シリーズ」だけではなく最新型EVの「iX」、「i4」や「2シリーズクーペ」、そして新型「7シリーズ」もグリップ型のバータイプからフラットなフラップタイプになりました。

BMWの場合、ボディ表面と完全なフラッシュサーフェースになるのではなく、下から指を差し込むスペースが残されています。
iXや7シリーズの場合は、そのスペースから指を入れ裏側のボタンを押すタイプです。2シリーズクーペや2シリーズアクティブツアラー、i4は、開いたスペースから指を入れ、フラップを引き上げて開けるタイプになっています。
そうは言っても、まだまだ主流はバータイプのドアハンドルです。しかしEVやスポーツカーなど時代の最先端をいこうとするクルマが率先してフラップタイプやフラッシュサーフェースタイプのドアハンドルに移っているのが気になります。
扱いやすさよりもフラットなボディを求めているのでしょうか?
実質的なメリットとしてはふたつ考えられます。
ひとつは空気抵抗を減らすことに効果が期待できます。燃費のためならほんの少しの抵抗でも減らしたいというエンジニアの気持ちの表れかもしれません。またEVの場合は少しでも電費を稼ぎたいという思いもあるでしょう。あるいはそう見せたいというポーズです。
ただし、現実的にどれくらい空気抵抗が小さくなるものなのは疑問だと思っています。モード燃費に影響するほど変わるとは思えません。
もうひとつは、全幅を小さくすることです。
最近はどんどん車幅が広くなる傾向にあります。ボディ表面がフラットになっていても、そこにドアハンドルが付くとその分、車幅が広がってしまいます。
ほとんどのクルマは車幅が一番広い部分はBピラー付近です。前席用のドアハンドルはBピラーに近いところにあるので、そのまま車幅が広がることになってしまいます。
BMWの先代「3シリーズ(F30)」は、本国仕様の全幅は1817mmでしたが、日本の機械式駐車場事情を考慮して日本仕様の右ハンドルだけ厚みを薄くしたドアハンドルを採用し1800mmにおさえました。
これは筆者の個人的な好みになってしまいますが、バータイプのドアハンドルが存続してもらいたいです。
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