精悍なルックスは“伝説の「Z432R」”がモチーフ! 日産が自らカスタマイズしたカッコいい「フェアレディZ」はRZ34型の“裏メニュー”
攻めたデザインの日産純正アクセサリー
日産「フェアレディZ」の純正アクセサリーパッケージ「カスタマイズドエディション」をまとった車両を見て、筆者は「こっちのデザインの方が好きだな」と感じました。

デザインとは主観的なものであり、どのように評価するかはあくまで個人の感覚です。しかし筆者と同じように“コチラのZ”の方が魅力的だと感じる人は、きっと多いことでしょう。
カスタマイズドエディションとノーマルとの違いは、まず顔つき。フロントバンパーのデザインが異なっており、フロントグリルが上下2分割のデザインになるとともに、より深みのある立体的な意匠になっています。
そしてリアには、ノーマルよりひと回り大きなスポイラーを装着。ノーマルはリアゲートの幅に収まるサイズなのに対し、カスタマイズドエディションのそれはより左右に伸びていて、リアフェンダー部まで届くサイズなのが特徴です。さらに素材も、レーシングカーのパーツと同様にドライカーボン製となるのも大きな違いです。
加えて、カスタマイズドエディションにはボンネット上の「フードデカール」とドアからリアフェンダーにかけての「ボディサイドステッカー」が備わり、リアピラーのエンブレムは「専用デザインサイドエンブレム」に。またアルミホイールも、専用のデザインとなります。ちなみに19インチの専用アルミホイールは、クラシカルなモデルの定番品である8本スポークタイプを模したデザインとなっています。
もし古いクルマに詳しい人であれば、このカスタマイズドエディションが「Z432R」をイメージしたデザインであることに気づくでしょう。Z432Rとは初代S30型フェアレディZに設定されていた特別なモデルで、エンジンには“ハコスカ”「スカイラインGT-R」と同じ“S20型”を搭載していました。ちなみにZ432Rは、製造台数が500台にも満たなかった超貴重な高性能バージョンでした。
最新モデルであるRZ34型フェアレディZのカスタマイズドエディションは、そんなZ432Rをモチーフにした純正アクセサリーパッケージです。オレンジのボディカラーは、Z432R用のボディカラーとして設定されていた“グランプリオレンジ”を想起させる、その名も“432オレンジ”と呼ばれる2024年モデルからの新色です。
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