ミニバンにもレクサス流の“おもてなし”が満載! 見た目や触感だけじゃない 新型レクサス「LM」6人乗りの“上質感”とは
「乗員が揺れない」という優れた乗り心地
今回試乗したときに、1人、2人、5人乗りでの走行を試すことができましたが、どの人数でも素晴らしい乗り心地が味わえました。タイヤ、バネ、ダンパー、ボディ剛性、遮音などを徹底的に追求して、快適性を追求したものだと思います。

乗り心地が良いというと単に「ソフト」だと考えてしまうのは昭和のレベルです。
新型LMは「乗員が揺れない」乗り心地なのです。工事などによる不整路面ではタイヤに当たる角張った振動は来ないし、サスペンションが上下に動いていなしてくれるので揺れがボディに伝わらない、さらに高速道路などの橋桁を通過するときのような大きなうねりではゆっくりとした上下動により、乗員は常にリラックスした状態で乗っていられます。
タイヤが太過ぎないので、タイヤの重さによる振動の減衰も早く、床下でブルブルと感じることもありませんでした。
ブレーキペダルの踏み心地もなかなか良かったです。レクサス「RZ」ほどストロークなしのコントロールではないのでちょうどLMのキャラにあったブレーキフィールでした。
ハンドルフィールも高いレベルでした。ニュートラル付近の遊び感はなく、切り始めの微小舵からかなり正確に反応がありますから安心感が出ています。かといって応答のゲインが高いわけではないので扱いやすく、疲れないハンドル応答性でした。
首都高速道路をワインディングロードに見立てて走ることができるほど、ハンドリング性能も良いです。ロールは小さく抑えられていて、コーナーでの安定性とハンドルによる回頭性の良さがドライバーの腕に応えてくれます。どこまでもスムースに走ろうとするとクルマがついてくるコントロール性を持っているということです。
2.4リッターターボガソリンエンジンにはハイブリッドシステムが組み込まれています。エンジンは202kW(275ps)、460Nmのパワーとトルクを発揮しますが、フロントモーターは292Nm、リアモーターは169Nmを発揮できるので、2440kgの車両重量でも楽々走らせます。
電気モーターのバックアップによって静かな室内を実現していますが、アクセルペダルを深く踏み込んで加速すると4気筒エンジンの軽い感じの、つまりちょっと高音域の唸り音が運転席に聞こえてきます。後席ではそうでもないようですが、運転席で気になるのはそれ以外の騒音がないせいだと思います。
レクサスLMは、細かく見れば見るほどに匠が納得できるところまで仕上げたクルマだという感じがしました。

LEXUS LM500h version L
レクサスLM500h バージョンL(6人乗り)
・車両本体価格(消費税込):1500万円
・全長:5125mm
・全幅:1890mm
・全高:1955mm
・ホイールベース:3000mm
・車両重量:2440kg
・エンジン形式:直列4気筒ターボ
・排気量:2393cc
・エンジン最高出力:275ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:460Nm/2000−3000rpm
・フロントモーター最高出力・最大トルク:87ps・292Nm
・リアモーター最高出力・最大トルク:103ps・169Nm
・燃費(WLTC):13.8km/L
・駆動方式:4WD
・変速機:6速AT
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