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新車より高い“プレミア価格”中古車も多数! 今や貴重な軽スポーツ ホンダ渾身の“ミッドシップオープンカー”とは【10年前の今日・登場】

ルーツは2011年の東京モーターショーで登場した「EVスター」

 S660は、1991年に発表され、1996年に販売を終了した「ビート」以来、ホンダが久しぶりに送り出した軽自動車のスポーツカーでした。

10年前の今日、2015年3月30日に発表されたホンダ「S660」
10年前の今日、2015年3月30日に発表されたホンダ「S660」

 そのルーツは、2011年の東京モーターショーで発表された「EV STER(EV スター)」というコンセプトカーでした。

 コンパクトなオープン2シーターの電気自動車のコンセプトモデルでしたが、「これが噂のビート後継モデルか?」と大きな反響を呼びました。

 それから2年後、2013年の東京モーターショーでホンダはEVスターのスタイリングを踏襲した「S660コンセプト」が発表しました。

 そしてちょうど10年前の今日、2015年3月30日にそのS660コンセプトをほぼそのまま市販モデルとしたS660が、満を持して発表されたわけです(発売は4月2日)。

 軽自動車という限られたサイズながら、ワイド&ローなスポーツカーらしいフォルムに、彫りの深いフロントフェース、ボディサイドのシャープなキャラクターライン、ボリューム感のあるリアフェンダーなど、走りの楽しさを感じさせるスタイルに仕上げられていました。

 ロール式のソフトトップは簡単に取り外して車内に収納でき、リアウインドーも開くのでタルガトップ的なオープンエア モータリングが楽しめました。

 インテリアも専用設計のスポーツシートや小径ステアリングホイール、ユニークな1眼メーターなど、スポーツカーらしいコクピットでした。

 そしてコクピットの後ろにミッドシップ搭載されるエンジンはNシリーズのものをベースに専用チューンと新開発ターボにより、軽自動車の自主規制値である最高出力64psと最大トルク104Nmを発生しました。

 組み合わされるトランスミッションは6速MTとCVTで、CVTはパドルシフトで7速マニュアル変速ができました。

 レスポンスの良いエンジンに軽快なハンドリング、ボディ剛性も高く、軽自動車らしからぬ?走りっぷりは多くのクルマ好きに賞賛されました。

 ただし、荷物はほとんど積めません。S660の開発リーダーだった椋本陵(むくもと りょう)氏は当時26歳で、彼を中心とした若い開発スタッフらしい割り切りだったのでしょう。

 S660にはベーシックグレードの「β」と上級グレードの「α」が設定され、いずれも6速MTとCVTが選べました。

 当時の車両価格(消費税込み)は198万円からと、軽自動車としてはかなり高めの価格でした。

 それでも、月間販売目標は800台に対して発表直後から注文が殺到し、納車まで1年待ちといわれるほどの人気を集めました。

 2015年(3月から)は9296台、2016年は1万298台を販売しています。

Next2022年4月25日、ホンダはS660の販売を終了
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