アジア初公開の大胆すぎるクーペ「タイプ00」は“未来のジャガー”を予感させるコンセプトカー!「新生ブランド第1弾」は1000馬力の4ドアGTに
新生ジャガーの第1弾は1000馬力の4ドアGTに
「タイプ00」アジア初公開のメディアセッションに出席したJLR(ジャガーランドローバー)社のCEO(最高経営責任者)であるエイドリアン・マーデルさんは、新生ジャガーへの熱い想いを次のように話します。

「近年のJLRは、美しいイギリス車ブランドとして魅力的なモデルを世に送り出すことに注力し、そのために必要な大型投資もおこなってきました。その成果が現在の『ディフェンダー』と『レンジローバー』の好調ぶりです。それに続くのが新生ジャガー。ジャガーは日本市場にとって、より重要で関係性の深いモデルになると信じています。
私は少年の頃に触れた『Eタイプ』に心奪われ、1990年にジャガーに入社した経緯があります。その点で、クルマへの理解度が深い日本との親和性と可能性を確信しています。
今、技術面で妥協することなく、美しいジャガーの次世代モデルを開発しています。それは、“誰のマネもしない”という現在のジャガーの信念に沿った最高のBEVとなるでしょう。
もちろん、ジャガー伝統のDNAも取り込んでいます。我々が最初に世に送り出すモデルは4ドアのGTになりますが、他に類を見ないコンセプトを持つモデルとなりますので、期待していてください」
続けて「21世紀のジャガーは原点回帰を図り、少数の特別なモデルを送り出すだけでなく、同時にサスティナビリティな存在であることを目指します」と話すのは、ジャガー担当マネージングディレクターのロードン・グローバーさん。
グローバーさんは、新生ジャガーの方向性を示すキーワードとして、大胆かつドラマチック、そして革新的な「EXUBERANT」、先見性や未来志向の「MODERNIST」、魅力的かつエネルギッシュ、そして独創的な「COMPERLIING」という3つを挙げ、それらを融合した「FEARLESS CREATIVITY=大胆不敵なクリエティビティ」という思想をすべての新生ジャガーに反映させていくとしました。
またグローバーさんも、すでに公道テストを実施する段階へと開発が進んでいる、新生ジャガーの第1弾となる4ドアGTについて言及。それは、ジャガー史上最もパワフルな最高出力1000馬力を発生するモデルとなり、「デザインはもちろん、走りにも期待して欲しい」とアピールしていました。
そんな新生ジャガーとユーザーとの関係性について、デザイナーのクロフォードさんは「従来のファンだけでなく、よりクリエティブな存在を求める人や従来のジャガーではつかめなかった人たちをも意識し、さらにユーザーの若返りもねらっていきます」と話します。
そのため、往年のジャガーらしさを単にモダンにするのではなく、1960年代当時、革新的なスポーツカーデザインを採用した「Eタイプ」を見て、人々が「宇宙船のようだ」と衝撃を受けたときのような、新鮮さや美しさを重視していくといいます。
筆者は写真を見たとき、「タイプ00」はかなりクラシックテイストの強いクルマだと思ったのですが、いざ実車を目の当たりにすると、未来志向の姿勢も感じられました。そんな印象を受けたのは、まさにJLRのねらいどおりなのでしょう。
「タイプ00」はまだコンセプトカーであり、クルマよりアートという点を意識していることもあるでしょうから、今後のプロダクトへどんな風に昇華していくのか見どころです。
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かつて馬車に近い形状だったクルマが美を追求し、人々を虜(とりこ)にしていったように、BEVへの転換を機にラインナップやクルマづくりの再定義を図る新生ジャガー。
ファーストモデルとなる4ドアGTがどのような姿となり、どのような走りを味わわせてくれるのか。将来への期待がふくらむ「タイプ00」のアジア初公開イベントでした。
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