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“純血アルピナ”のラストを飾る“グランツーリスモ”の理想形! セダン&ワゴンとはひと味違う流麗な4ドアクーペ「B4 GT」の走りとは?

「B3 GT」より乗り心地がよく感じる要因とは

 そんな走り味なので「やはり『B4 GT』は乗り心地が若干犠牲になっているのかな?」と思いきや、快適性はむしろ「B3 GT」より高いと感じました。

アルピナ「B4 GT」
アルピナ「B4 GT」

 しなやかな足さばきと入力の伝わり方、人間の波長に合った減衰のさせ方などから、20インチのタイヤ&ホイールを履いていることすら忘れるくらいの高い快適性は同じですが、「B4 GT」のドライブモード「コンフォートプラス」は、いい意味でバネ上を常にフラットにさせず、上下動を許すストローク感がもたらす心地よい“揺らぎ”が効いているのか、単に硬いとかやわらかいを超えた“心地よさ”を感じられる乗り心地なのです。

 おそらく欧州の速度域だと動き過ぎる感じがあるかもしれませんが、そんなときはドライブモードを「コンフォート」にするとバネ上のフラット感がグンと増します。

 ちなみに「B4 GT」のデフォルト空気圧は250km/h以下が2.4バール、それ以上は3.4バール(「B3 GT」は一律で3.4バール)なので、「B3 GT」より乗り心地がいいように感じるのは、その影響も大きいと予想しています。

 ちなみに、2.4バールの空気圧と「コンフォートプラス」の組み合わせは、長きに渡ってアルピナを愛してくれた日本のユーザーに向けたプレゼントではないか? と勘ぐってしまうほど、日本の道路事情にマッチしていると思いました。

* * *

 そろそろ結論といきましょう。「B3 GT」と「B4 GT」は、ともにアルピナが目指してきた“真のグランツーリスモ”の理想形であることに間違いはありませんが、単なるボディ形状が異なることの差異にとどまらず、それぞれの“味”を微妙に調整してくる辺りがアルピナらしいこだわりといえるでしょう。

 個人的には、いわゆる正統派の「B3 GT」に対して、「B4 GT」は少しだけ遊び心をプラスしたモデルかな……と思っています。この2台はまさに、舌の肥えたアルピナファンへの最後の“テイスティング”なのかもしれません。どちらもまだ売り切れていないようなので、気になる人は早めの決断を!

Gallery 【画像】「えっ!…」これが“純血アルピナ”の最後を飾る理想のグランツーリスモ「B4 GT」です(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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