再び「ヒットの予感」 進化した軽SUV新型「デリカミニ」初公開! 初代の“ブサかわ路線“を継承しながら「三菱のSUVらしさ」が全開です
「eKスペース」との顕著な差別化で「デリカミニ」らしさがより色濃く
三菱「デリカミニ」がフルモデルチェンジを受け、2世代目へと進化します。そんな新型で注目すべきポイントといえば、史上初めて「誕生時から『デリカミニ』として開発されたモデルである」ということでしょう。
史上初といっても、「デリカミニ」にはまだ2年半の歴史しかありません……が、そんな突っ込みは野暮ってもの。当初から「デリカミニ」として開発された新型は、その分、妥協がないクルマに仕上がっています。

実は従来モデルである初代は、イチから「デリカミニ」として開発されたモデルではありませんでした。新規モデルではなく、実質的には「eKクロススペース」のビッグマイナーチェンジモデルという位置づけだったのです。
もちろん、ビッグネームである「デリカ」の名を冠するべく、三菱自動車はエクステリアデザインを大幅に変更。さらに走破性も高めるなど、名前だけでなく中身も心機一転が図られていたのです。
そのため初代の基本設計は、あくまで「eKクロススペース」がベースでした。今回、デビューからわずか2年半でフルモデルチェンジを受ける事情も、そこに要因があるようです。
開発当初から「デリカミニ」として開発がスタートした新型には、兄弟車として「eKスペース」がラインナップされており、この2台は広い範囲で設計や部品が共用されています。しかし、最初から「デリカミニ」の存在を前提に開発されたことにより、新型は初代と比べて大きな変化を手に入れています。
最初から「デリカミニ」の存在を前提に開発された結果、何が起きたのか? すなわち新型は、「デリカミニ」だけの専用設計部が拡大され、「eKスペース」との差別化がより顕著になっているのです。
その一例が、ダッシュボードに見て取れます。新型「デリカミニ」のそれは新しい「eKスペース」のものとは別設計となっており、軽自動車の常識を覆す手法が採り入れられています。軽自動車って、可能な限り他モデルとパーツを共用し、コストを抑えてナンボの世界ですからね。
そのダッシュボード、基本的なレイアウトは2モデルとも同じながら、左右が跳ね上がっている「eKスペース」とは異なり、「デリカ」はあくまで水平基調のデザインが貫かれています。
助手席前を見ると、大きく「DELICA」というロゴが彫られているのに加えて、中段部分がトレー状かつ、かつて多くのクロスカントリーSUVに備わっていたアシストグリップをイメージさせる形状となっています。新型「デリカミニ」はあくまで、SUVらしいアクティブな雰囲気を重視しているというわけです。
また、ダッシュボードの中央下部にある、トランスミッションのセレクトレバーやエアコン操作部などが集約されたセンターパネルも、新型「デリカミニ」専用のもの。さらにそこには、「三菱のSUVらしさ」を継承する、大きなダイヤルが組み込まれています。

このダイヤルはドライブモードを切り替えるためのもので、新型「デリカミニ」は「ノーマル」、「エコ」、「パワー」、「スノー」、そして「グラベル」という5つのモードから天候や路面状況、好みに応じて、走りの特性を切り替えられるようになっています。
実はこれ、「デリカD:5」や「アウトランダーPHEV」といった悪路走破性に優れる三菱車には定番のアイテムで、それを新型「デリカミニ」にも横展開してきたというわけです。三菱車らしい個性を感じさせるだけでなく、瞬時に直感的に操作できるというメリットも。新型「デリカミニ」はこういう細部にも、三菱の魂が込められているのです。
その上で「三菱のSUVらしさ」全開だな、と感じるのが、「グラベル」モードが設定されていること。フツーの軽自動車や軽SUVではまず考えられない、三菱車らしいモードであり、それを軽自動車では意外な大型ダイヤルで操作できるという点も、新型「デリカミニ」らしい部分といえるでしょう。
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