200馬力の“最強「ロードスター」”に早くも乗った! 全方位的に走りは“格上” マツダのテストドライバーも太鼓判の“バーチャル試乗”で操った「12R」の印象とは
パワー感はもちろん足回りの動きもリアリティ満点
幸運にも筆者(大音安弘)は、「GT7」への収録前に「12R」のバーチャルドライブを楽しむことができました。

試乗当日、「GT7」内に用意されていたのは、ソフトでも「『ロードスター』パーティレース」などのベース車両となる「ロードスター NR-A ’22」とまもなく登場予定の「MSRロードスター 12R」。バーチャルの筑波サーキットで2台を比較試乗することができました。
1.5リッターエンジンを搭載する「NR-A」は最高出力が132psなのに対し、「12R」は目標200psと高出力。それだけに、バーチャル上でも加速力に違いがあります。
「GT7」のスゴさは、エンジンパワーのように数字で示せる性能だけでなく、体感的な性能も再現できていること。例えば、サスペンションはチューニングの違いによる車両の動きの差がしっかりと再現されており、コーナリング時の姿勢やステアリングへのフィードバックも異なるといった具合です。
比較試乗してみると、「12R」は「NR-A」より高性能化されているのはもちろんのこと、全方位的に走りの性能がレベルアップされていることを実感できます。さらに、2モデルともND型「ロードスター」の魅力である走りの楽しさが、バーチャルとはいえしっかり味わえたことに感心しました。「12R」の購入を検討している方は、一度「GT7」でのバーチャル試乗体験をおすすめします。
●ていねいな3Dスキャンがリアルなグラフィックや挙動につながる
ちなみに、こうしたリアルな再現のために、「GT7」を手がけるポリフォニーデジタルの制作チームは2025年4月某日、マツダ社内のピットスペースで「12R」の撮影を実施。当日は開発の資料となるスチールやムービーの撮影に加え、重要となる3Dスキャンも丸1日かけておこなわれました。
写真にある「12R」の内外装に貼られた大量の白いシールは、データをスキャンする際の測定点となるもの。フロントまわりのスキャニング作業を実際に見せてもらいましたが、スキャンが進むとPCのモニター上で、徐々に「12R」のボディが映像化されていきます。
さらにタイヤを取り外し、ブレーキやサスペンションといったホイールハウス内部もスキャニング。下回りを含む細部までのていねいなスキャニングが、リアルなグラフィックや挙動につながっていることを試乗後に実感することができました。
さらに、リアルな走行音を再現すべく、マツダ社内の無響音室で実際のエンジンサウンドを録音。走行性能に関してはマツダ側から多彩なデータが提供され、それ元に「GT7」上の「12R」が再現されていったそうです。
このように、実車に限りなく近い体験を人々へと届けるべく、マツダの開発担当者が走行性能、サウンド、デザインの各要素を監修。その結果、カタチとなった「GT7」での「MSRロードスター 12R」は、バーチャルながらテストドライバーが太鼓判を押すクオリティに仕上がりました。それはまさに、マツダとポリフォニーデジタルの開発陣たちの情熱の賜物といえるでしょう。
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