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初代の「Vスペシャル」をオマージュ!“グリーン”のボディカラーをまとった特別なマツダND型「ロードスター」はなぜ誕生した? 限定5台はなんと即完売

初代で人気だったグリーンのボディ色は現行のND型にもマッチ

 先ごろ開催された「マツダファンフェスタ2025 at 富士スピードウェイ」で、来場者の注目を集めた「ロードスター」がありました。それが「ロードスター リバイバルグリーン」。NA型の人気グレードを彩ったイメージカラーを想起させる、濃いグリーンのボディカラーが映える特別仕立てのモデルです。

初代NA型の「Vスペシャル」をオマージュした濃いグリーンのボディカラーが映える限定車「ロードスター リバイバルグリーン」
初代NA型の「Vスペシャル」をオマージュした濃いグリーンのボディカラーが映える限定車「ロードスター リバイバルグリーン」

 初代NA型「ユーノス ロードスター」で高い人気を誇ったグレードといえば、ベージュレザー内装とナルディ製のウッドステアリング&シフトレバーなどを採用し、クラシックテイストを強めた「Vスペシャル」。その専用カラーとして設定されていたのが、シックな「ネオグリーン」です。

 しかし、現行のND型「ロードスター」は、デビュー以来、グリーン系のボディカラーは設定されたことがありません。そのためユーザーの間では、グリーン系の車体色の復活を望む声が少なくありません。

 そんな「ロードスター」ファンのニーズに応えるべく、マツダ車ディーラーが企画したのがこの「ロードスター リバイバルグリーン」です。

 マツダのディーラーネットワークである北関東マツダ、甲信マツダ、関東マツダ、静岡マツダ、東海マツダの5社によるプロジェクト「D5」は、「マツダファンフェスタ」初の試みとして、イベント専用の限定車を販売する取り組みを展開。その第1弾として、限定5台の「ロードスター リバイバルグリーン」が用意されたのです。

 最大の特徴は、初代の「ネオグリーン」をオマージュした「ハンターグリーン」のボディ色。あえてNA型と同じ色にはせず、ND型にマッチする色味を選んだのだといいます。

 そんな「ハンターグリーン」は、メタリック系の光沢ある色味が特徴。実はこの美しいグリーン、ペイントされた色ではなく、なんとラッピングで仕上げられたものといいますから驚きです。その美しい仕上がりから、全塗装されたモデルだろ勘違いする人も多かったようです。

 その要因は、細部まで徹底したラッピングが施されているため。ドアの内側やトランクの開口部周辺までしっかりラッピングされており、ND型「ロードスター」の特徴であるドア内部のパネルの色もグリーンに変更されています。

 ベース車は、最新の「Sスペシャルパッケージ」(6速MT)。ボディカラーは「マシーングレープレミアムメタリック」で、先進安全装備やシートヒーターなどが追加されるメーカーオプション「ツーリングパッケージ」も装着されていました。

 さらに今回の限定車は、マツダ車チューニングやカスタマイズを得意とするオートエグゼ製のストリートスポーツサスペンションとヘリカルショートアンテナを特別装備。限定車であることを示す専用プレートも左のドア側に装着されています。これは、NA型をベースとする伝説のスペシャルモデル「M2」の各モデルを想起させる演出です。

 気になる価格(消費税込)は、オプション込みの車両にフルラッピングなどの特別装備を施すと総計455万6002円となるところ、415万3600円に設定されていました。

 ちなみに税抜価格は377万6000円。これは富士スピードウェイから望める富士山の標高3776mにちなんだものです。

●早くも次の限定車に関する企画がスタート!?

 限定車「ロードスター リバイバルグリーン」について、中心となって開発した東海マツダの担当者は次のように話します。

「誕生のきっかけは、今回が東海マツダにとって3度目の『マツダファンフェスタ』参加となったこと。そのため新たな取り組みとして『会場でクルマを販売してみてはどうか?』という声が社内で上がりました。当初は弊社単独のプロジェクトでしたが、そこに賛同いただいた4社が加わり、5社による共同プロジェクトへと発展しました」

 グリーン系のボディ色を選んだのは、やはり「ロードスター」ファンの間で「グリーンの『ロードスター』が復活して欲しい」という声が多いためだといいます。

 そこでグリーンの「ロードスター」開発がスタートしたのですが、あえて全塗装ではなく、以前から取り組んでみたかったラッピングでの再現を決断したのだといいます。

「その理由は、フルラッピングは全塗装とは異なり、クルマ自体の価値が下がる心配がないためです。ラッピングが耐用年数を迎える3〜5年後に表面のシートを剥離させれば、保護されていた新車時の塗装が現れるので、新たな気持ちで愛車を楽しんでもらえます」(東海マツダの担当者)

 また、フルラッピング後に部分的に塗装が見えるボンネット内部やトランクリッドの内側なども違和感がないよう、ボディ色には「マシーングレープレミアムメタリック」を採用したのだといいます。

 もちろん、走行時の飛び石などで生じた部分的なラッピングのキズの補修や、再ラッピングなどの要望にも応えていくとしています。

 こうして誕生した「ロードスター リバイバルグリーン」ですが、イベント初日の午前には5台すべての商談予約枠が埋まり、キャンセル待ちの申込もあるほどの盛況に。イベント2日目も見学者が絶えないほどの人気ぶりでした。

* * *

 こうした盛況を受けて、マツダのディーラーネットワーク5社によるプロジェクト「D5」では、すでに今後の取り組みを検討中なのだとか。関係者の間では早くも「来年は何色に挑戦しましょう?」なんて前向きな声が挙がっていました。

 とはいえ、関係者たちの真の希望は、マツダ本体からグリーンのボディカラーが復活すること。

 実際、先述した東海マツダの担当者も「グリーンの人気ぶりは示せたと思いますので、マツダ本体からND型にふさわしいグリーンのボディ色が登場すればいいですね」と、期待に胸を膨らませていました。

Gallery 【画像】「えっ!…」モチーフは初代NA型の“Vスペ”! これが即完売した「ロードスター リバイバルグリーン」です(15枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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