428馬力×最低地上高195mmの“二刀流”! ボルボ「EX30 クロスカントリー」に同居する“まったり優しい乗り心地”と“ブランド最速級の強烈加速”
ソフトな乗り味に潜む“ボルボ最速クラス”の加速力
そんな「EX30 クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」に乗り込んでみると、リサイクル素材を中心に構成されたインテリアが出迎えてくれます。
使用済みペットボトルを再生したリサイクルポリエステルによるシート表皮やトリム類、リサイクルプラスチックやリサイクルアルミニウムによるインテリアパネル、さらに、ナイロン系の再生繊維によるカーペット類と、リサイクル素材を上手く生かしたインテリアの雰囲気はボルボらしく暖かみが感じられるもの。そこにはボルボが掲げるサステナビリティへの思いが伝わってきます。
そんなキャビンは、ドライバーの正面にメーターパネルが存在せず、速度を始めとするすべての情報がコックピット中央のディスプレイに集約表示されることから、とまどう人もいるかもしれません。
また、操作系の多くもこのディスプレイに集約されており、例えばドアミラーの位置調整などは、いくつか階層を経ておこなう必要があります。
そのほか、パワーウィンドウスイッチも前後で集約されていて、前後どちらかの窓を操作する場合、切り替えながら操作する必要があります。
こうしたイマドキのBEVらしいインターフェイスに対して、正直、無機質だなと感じるシーンもありましたが、その先進的なクルマづくりをBEVに明るい人は気に入るかもしれません。
そして走り始めてみると、「EX30 クロスカントリー」は明らかに、他の「EX30」とは異なる乗り味でした。
低速域で路面のギャップを乗り越えると「ユサユサ」と上物が揺れるような感覚が伝わってきます。それは紛れもなくSUVらしさを感じさせるもの。また、舵角に対してクルマの反応がおだやかな、スローなフィーリングのステアリングも同様の印象です。
一方、「EX30 クロスカントリー」には、こうした乗り味だからこその美点もあります。それは乗り心地。
ソフトな味つけの専用サスペンションは「EX30」と比べてソフトライドな印象。「EX30」は、ドライバーズカーとしてシャープなレスポンスを味わえますが、仲間や家族といった同乗者と快適に移動を楽しむならば、「EX30 クロスカントリー」という選択もアリだと思いました。

しかし、アクセルペダルを深く踏み込むと、そんなソフトライドな乗り味を忘れてしまうほど別の世界を見せてくれます。
ツインモーター仕様だけあって、0-100km/h加速タイムは3.7秒とボルボ史上最速に迫る加速性能を誇り、並みのスポーツカーには負けません。まったり系の乗り味がウソであるかのように、多くの人が「速っ!」と声を出してしまうであろう加速を見せてくれます。
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本格SUVを思わせる乗り心地と思わずビックリさせられる強烈な加速。これまでなかった相反する要素を融合している点に「EX30 クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」の奥深さを感じました。
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