428馬力×最低地上高195mmの“二刀流”! ボルボ「EX30 クロスカントリー」に同居する“まったり優しい乗り心地”と“ブランド最速級の強烈加速”
「EX30」の個性派は「クロスカントリー」を名乗る
2024年に上陸したボルボのBEV(電気自動車)「EX30」。現在のボルボのラインナップ中、最もコンパクトなモデルであり、登場から時間を経るごとにバリエーションを増やし続けています。
そんな多彩な「EX30」の中で、最も個性的なモデルである「EX30 クロスカントリー」に試乗してみました。
現在のボルボのラインナップにおいて、「EX30」は新しいボルボのスタートを告げるモデルといえます。というのも、ボディを始め、完全にBEV専用設計が施されたモデルは、現在のところこの「EX30」が唯一の存在だからです。
そして、“Cセグメント”ハッチバックの「V40」なき今、「EX30」は最もコンパクトなボルボであり、事実上のエントリーモデルとなっています。ということは“ファーストボルボ”を担う存在でもあります。
そう考えると、「EX30」に課せられた使命、そして、現在のボルボがこのモデルに込めた思いは、非常に重いといえます。
そんな「EX30」が、ボルボにとって肝いりのモデルであることは、導入以降の日本仕様の動向を見ても明らかです。なかでも、2025年8月におこなわれたバリエーションの拡充を見ると、より幅広いユーザー層にリーチできるよう、ボルボが新たな手を打ってきた感があります。
そのバリエーション拡充では、エントリーグレードとしてリン酸リチウムイオンバッテリーを搭載したモデルや、ハイパフォーマンスを実現したツインモーター仕様など、計4グレードを追加。
その中で、SUVテイストが強く、より個性を演出できるモデルとして追加されたのが、今回試乗した「EX30 クロスカントリー」なのです。

「EX30クロスカントリー」は、「EX30」のハイパフォーマンスグレードである「EX30 ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」と同スペックのモーターを前後にそれぞれひとつずつ搭載。システム最高出力は428ps(315kW)、最大トルクは543Nmを発生します。
いい換えれば、ハイパフォーマンスグレードをベースとするクロスカントリーモデルで、その分、「EX30」のラインナップで最も高価で、最上級グレードという見方もできます。
そのルックスは、ベースとなった「EX30」と比べてSUVらしさを前面に押し出した仕立てとなっています。単純に、外装パーツを変更してクロスカントリー風に仕立て上げるのではなく、オフロード性能に関する部分もしっかりと変更し、「クロスカントリー」の名に恥じないグレードとなっているのが特徴です。
最も大きな違いは、ロードクリアランス=最低地上高の拡大。ベースモデルである「EX30」に対して、20mmアップとなる195mmとなっています。これは、オフロードを得意とする本格SUVにも見劣りしない数値です。その分、サスペンションが専用のものとなるほか、パワーステアリングの制御も「EX30」とは異なっています。
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