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SUVユーザーは知っておくべき!? トーヨータイヤの「数ある冬用SUVタイヤ」に乗り比べてわかった それぞれの個性とは

次は氷上特設コースで2つのスタッドレスを「CX5」で試す

 氷上コースのインプレッションはCX-5の方で紹介しましょう。

 オブザーブGIZ3はアイス性能重視のタイヤです。

アイス性能が高いトーヨータイヤのスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズスリー)」
アイス性能が高いトーヨータイヤのスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3(オブザーブ ギズスリー)」

 かなり滑りやすい氷上コースでも、グリップ限界を超えて少し滑るところでコントロールしながら走ることができました。GIZ3から採用している、ひっかきを強くするトレッドパターンと密着させるトレッドコンパウンドの効果が出ているようです。

 これらによりブレーキとアクセルで使う縦方向のグリップアップが期待できます。GIZ3はコンパクトカーからSUVサイズまで幅広く対応できるトーヨーのスタッドレスタイヤのメインストリームです。トレッドパターンはイン側とアウト側が決まっている左右非対称です。

 もう一種類のスタッドレスタイヤはSUVとCCV専用「オブザーブGSi-6」です。

 トレッドパターンは回転方向が指定され、そう極端ではありませんがV字形になっています。

トーヨータイヤのスタッドレスタイヤ「OBSERVE GSi-6」を装着したCX−5で走行
トーヨータイヤのスタッドレスタイヤ「OBSERVE GSi-6」を装着したCX−5で走行

 特徴的なのがミディアムブロックに刻まれたスパイラルエッジサイプです。らせん状のサイプが全方向にエッジ効果を発揮するために、発進、制動、コーナリングでグリップを発揮できるようです。
 
 このタイヤで氷上コースを走ったときに安定性が高いことが安心感につながっていると思いました。しっかりとアイス路面を掴むだけでなく、前後のグリップバランスが崩れにくいからコントロールしやすかったです。SUVとCCV専用と謳うだけあって、タイヤ自体がしっかりしていて重量級のクルマにも耐えられます。つまりトレッド面が安定してアイス路面を捉えることができることに繋がっています。

 GSi-6でもうひとつの特徴は、どちらかに偏らず雪上性能と氷上性能のバランスが良いことです。トレッドパターンで言うとセンターリブがジグザグになっていることで、雪上路でのアクセルとブレーキ性能を上げることにつながっています。接地圧が高いところで効果的に雪を掴むことができているからです。

 サイドウォールを見るとスノーフレークマークだけでなく、国際的な氷上性能テストに合格したことを証明するアイスグリップシンボルマークも付けられています。

トーヨータイヤのSUV用冬タイヤ。それぞれに特徴がある
トーヨータイヤのSUV用冬タイヤ。それぞれに特徴がある

 今回の取材でわかったことは、トーヨーのSUV/CCV向けにこんなに多くのラインナップを揃えていたということです。そしてそれらの実力は雪上路でも氷上路でも安心して走れるレベルにあるということでした。

 冬タイヤ選びのときには、特にSUV/CCVのユーザーはトーヨーの冬タイヤのチェックが必要です。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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