SUVユーザーは知っておくべき!? トーヨータイヤの「数ある冬用SUVタイヤ」に乗り比べてわかった それぞれの個性とは
雪上特設コースを2つの冬タイヤを履いた「ランクル250」で乗り比べ
トーヨータイヤはユニークな商品展開をしているタイヤメーカーで、過去には「専用タイヤコンセプト」を謳いミニバン専用タイヤ「トランパス」で一世を風靡したこともあります。
令和のいま、乗用車に分類されるクルマの中で、セダンが徐々に少なくなり、背が高めのSUVが35%にまでシェアを伸ばしています。
確かにクルマ市場ではSUV需要が増えていますが、SUVが履く冬用タイヤの種類が少ないと感じていました。ところがトーヨーではさまざまな冬用タイヤを取り揃えていることが今回の取材でわかりました。
北海道の新千歳空港からほど近い新千歳モーターランドで開催されたイベントでは、トーヨーのSUV用冬タイヤの試乗がたっぷりとできました。
雪上と氷上のふたつのコースが用意され、そこで走らせるクルマはトヨタ「ランドクルーザー250」とマツダ「CX-5」の2車種。この2車種がそれぞれ2種類のトーヨーのSUV用冬タイヤを履いていました。つまり4種類のタイヤを雪上コースと氷上コースで試すことができました。

ランドクルーザー250には、スタッドレスタイヤの「オブザーブW/T-R」(265/70R17 112/109Q 6PR)と砂利道や泥濘地での走破性が高い本格的オールテレーンタイヤ「オープンカントリーA/TⅢ」(265/70R17 115T)を履いています。
マツダCX-5にはコンパクトカーからSUVサイズまでカバーするスタッドレスタイヤ「オブザーブGIZ3」(225/65R17 102Q)とSUVとCCV(クロスカントリービークル)専用スタッドレスタイヤ「オブザーブGSi-6LS」(225/65R17 102Q)を履いています。
雪上コースは圧雪路として整備されていますが、深めの雪で走り込むとだんだん凸凹になってきます。
そんな悪条件でもオブザーブW/T-Rを履いたランドクルーザー250なら最低地上高も高いし、4WDなのでスタックする心配はありません。それどころかアクセルペダルを踏んで加速していくときの力強さに余裕を感じました。
ちょっとスピードを上げてからフルブレーキングで止まったときも、ガッチリ雪を掴んでクルマを止める感じが伝わってきました。
トレッドパターンを見ると、中央にセンターリブが通っていて、ショルダーブロックもミディアムブロックもひとつひとつが大きくしっかりしていました。
このタイヤの外観の特徴としてサイドウォールのショルダー寄りのバットレス部に凹凸があるデザインが施されています。これが冬道でどれくらい力を発揮しているのかわかりませんが、冬道で強力な力を発揮しそうなイメージは植え付けています。少なくともランドクルーザー250の雰囲気にはぴったり合っています。
ランドクルーザー250のもう一種類のタイヤはサイドウォールに派手なホワイトレターで「OPEN COUNTRY」と描かれたタイヤです。この「オープンカントリーA/TIII」は、あらゆる地形を走破する能力を持つ本格オールテレーンタイヤです。

カッコいいのはホワイトレターの出来が綺麗だということです。レイズド(盛り上がった)ホワイトレターは近づいてみても綺麗な出来でした。
オールテレーンタイヤというと、雪道の走行は想定していないと思ってしまいますが、このタイヤのサイドウォールには3ピーク・スノーフレークマークが刻まれ、本格的な冬用タイヤとして使えることを証明しています。
実際に雪上路面を走ったときにはスタッドレスタイヤのオブザーブW/T-Rよりハンドル応答性の効きは良かったくらいです。OPEN COUNTRYより小ぶりのブロックを使うトレッドパターンが雪質にマッチしていたのかも知れません。
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