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まもなく登場! 380馬力×4WDのトヨタ“タフ系ワゴン”海外での評価とは? 新型「bZ4Xツーリング」はベースモデルから何が進化した?

「bZ4X」から何が変わった? 延長されたボディと380馬力の強心臓

 トヨタ自動車のBEV(電気自動車)である「bZ4X」に、この春、ロングボディ版の「bZ4Xツーリング」が登場します。北米ではすでに「bZウッドランド」の名で発表されていますが、現地ではどのような反応なのでしょう?

 2026年2月17日、トヨタの北米法人は新型SUV「bZウッドランド」を発表しました。このモデルは、この春、日本で発売される「bZ4Xツーリング」の北米版。ベースモデルとなった「bZ4X」に採用されるe-TNGAプラットフォームをベースに、全長を140mm(約5.6インチ)延長したロングボディモデルです。

 ボディサイズは全長4830mm、全幅1860mm、全高1620mmで、ホイールベースは「bZ4X」と同じ2850mmをキープしています。注目すべきは全高で、「bZ4X」(1650mm)より30mm低い値。これにより、SUVよりもステーションワゴンに近い、伸びやかなシルエットとなっています。

 エクステリアでは、マットブラックの樹脂製オーバーフェンダーと標準装備のルーフレールがタフな印象をプラス。昨今のトヨタ車でよく見られる“ハンマーヘッド”デザインのフロントマスクと合わせて、アウトドアレジャーを意識したキャラクターとしています。

 パワートレインは、74.7kWhのリチウムイオンバッテリーと前後デュアルモーターを組み合わせた4WDを全グレードに設定。システム最高出力は380ps(375hp)で、「bZ」シリーズで最強のスペックを誇ります。また、0-60mph(約97km/h)加速タイムは4.4秒と、抜群の瞬発力を誇ります。

この春発売となるトヨタ「bZ4Xツーリング」の北米仕様「bZウッドランド」
この春発売となるトヨタ「bZ4Xツーリング」の北米仕様「bZウッドランド」

 足まわりは、約213mm(8.4インチ)という最低地上高を確保するほか、悪路でのトラクション制御を最適化する4WD制御システム“X-MODE”にグリップコントロール機能を標準装備。オプションのオールテレーンタイヤを選択すれば、最大約1587kg(3500ポンド)の牽引能力も発揮します。

 気になる航続距離は、標準タイヤの場合、EPA測定値で最大約452km(281マイル)、オールテレーンタイヤ装着時は約418km(260マイル)となっています。

 DC急速充電(最大150kWに対応)を使えば、理想的な条件下で10→80%まで約30分で充電可能。“バッテリープレコンディショニング”機能も搭載されており、急速充電前にバッテリーを最適温度に調整することで、充電効率を高める仕組みとなっています。

 荷室容量は、リアシートの背もたれを倒した状態で約2103リットルと広大。140mm延長されたボディの恩恵により、「bZ4X」の約1900リットルから大幅に拡大しています。

 インテリアでは、コックピット中央に14インチのタッチスクリーン式ディスプレイを標準装備。上級グレードはベンチレーション機能つきフロントシート、前席ラジアントヒーター、JBLプレミアムオーディオ(9スピーカー+サブウーファー)、パノラミックサンルーフ、デジタルルームミラーなど装備が充実しています。

 なお、トヨタ「bZウッドランド」は、すでに日本でも実車が公開されているスバル「トレイルシーカー」と兄弟車の関係にあります。

●“称賛”と“苦言”が入り混じる北米での評価は?

「bZウッドランド」はすでに北米メディアなどを対象とした試乗会を実施。SNSなどにおいてもレビューがアップされています。

 そこでの反応は好意的な評価が主流となっていますが、なかにはいくつか弱点を指摘する声もあるようです。

 最も多く聞かれた意見が、商品コンセプトへの賞賛です。「実用性に優れたトヨタのベストBEV」や「アウトドアを楽しみたい人のための、いいクルマ」、そして「トヨタ史上で最も興味深いBEV」といった意見が出ています。

 また、380馬力の加速性能を絶賛する声も。0-60mph加速タイムが4.4秒という俊足ぶりを「『スープラ』級の領域」と評価する声や、ダート走行時の安定性を評価する声が挙がっています。

 一方、航続距離に関しては、EPA値で300マイル超えが当たり前になりつつある北米のBEV市場では物足りないとの声も。

 また、インテリアに関しては、14インチのタッチディスプレイの操作性が高く評価されている一方、ステアリング越しにメーターをのぞき込むレイアウトには不満の声も寄せられています。

* * *

 北米での評価は「トヨタのBEVでベストの1台」という好意的なトーンが主流で、力強い走りや拡大されたラゲッジスペースなどによる実用性の高さ、そして、ライトなオフロードもこなせる走破性の高さが、アウトドア志向の人々から支持を集めそうな仕上がりとなっています。

 2025年10月の商品改良以降、3か月間で1万台を超える受注を記録するなど、日本国内のBEVセールスでトップに立った「bZ4X」。新たにラインナップされる「bZ4Xツーリング」がその勢いを後押しする存在となるのか、今から注目です。

Gallery 【画像】超カッコいい! これがまもなく登場するトヨタ「bZ4Xツーリング」の北米版です(30枚以上)
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