「とにかく速い」「なんかミニバンっぽい」と海外で賛否真っ二つ! ポルシェ新型「カイエン」に新グレード「S」登場で“期待と慎重論”が再燃
新グレード「S」の登場で注目を集める「カイエン・エレクトリック」
ポルシェのフル電動SUVのラインナップに、新たに「カイエンS エレクトリック」が加わりました。この新グレードが加わったことで、海外で改めて見直されている「カイエン・エレクトリック」シリーズ。フル電動化されたポルシェの旗艦SUVにはすでに、さまざまな評価が寄せられています。
今回登場した新グレード「カイエンS エレクトリック」は、既存の「カイエン・エレクトリック」と「カイエン・ターボ・エレクトリック」の中間に位置するモデルです。その日本仕様は、システム出力は544ps(400kW)、ローンチコントロール時には666ps(490kW)を発生。0-100km/h加速タイムは3.8秒をマークします。
加えて、「カイエンS エレクトリック」には、上位の「カイエン・ターボ・エレクトリック」に採用されるリアアクスル側モーターのダイレクトオイル冷却も取り入れています。これは、通電部品から熱を直接逃がす仕組みで、高負荷時でも高い連続出力と効率を維持しやすいのが特徴です。
そんな「カイエンS エレクトリック」が注目される理由は、速さだけではありません。これまで「カイエン・ターボ・エレクトリック」のみに用意されていた装備の一部が選択可能になったことで、走りの“中身”も大きく強化されています。
オプションとして、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)、ポルシェアクティブライド、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)、さらにスポーツクロノパッケージなどを設定。

このうちスポーツクロノパッケージには、10秒間だけ追加出力を引き出せる“プッシュ・トゥ・パス”機能も含まれています。これにより、最大122ps(90kW)の追加出力が得られ、追い越し加速や一瞬の鋭い伸びを求める場面で効果を発揮します。
エクステリアは、ボルケーノグレーメタリックの専用フロント/リアセクションや、ボディ同色のインサートとディフューザー、20インチの専用エアロホイールなどによって差別化が図られています。気になる日本仕様の価格(消費税込)は1676万円となっています。
●そもそも「カイエン・エレクトリック」ってどんなクルマ?
「カイエン・エレクトリック」シリーズはポルシェの新フラッグシップ・フル電動SUVで、2025年11月には先行して「カイエン・エレクトリック」と「カイエン・ターボ・エレクトリック」が発表されました。
その核となるのは、新開発の113kWh高電圧バッテリーと800V技術。欧州の複合WLTPモードにおける航続距離は、ベースモデルが最長642km、ターボモデルが最長623kmと発表されています。390kWの直流充電に対応しており、特定条件下では最大400kWでの急速充電も可能。バッテリー残量10%から80%までの充電時間は16分以内と発表されています。
そんな「カイエン・エレクトリック」シリーズは、単に高性能なBEV(電気自動車)という枠にとどまりません。ラゲッジスペース容量は781〜1588リットル、さらに90リットルのフロントラゲッジコンパートメントを備えており、装備によっては最大3.5トンのけん引能力も発揮します。
さらに、アダプティブエアサスペンションやポルシェアクティブエアロダイナミクスなども採用されており、日常域から長距離性能まで含めた“スポーツオールラウンダー”に仕立てられています。
では、そんな「カイエン・エレクトリック」を海外の人々はどのように見ているのでしょう? そこには期待と慎重論が入り混じる、実に興味深い評価が見えてきます。
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