「彫刻みたいに美しい!!」フランス大統領公用車のベースにもなった高級車ブランドの新フラッグシップ4ドア DS「N°8」のデザインにネットが沸く理由
フランスの美学を纏った次世代の最高峰「N°8」とは
ステランティスジャパンは、フランスの高級車ブランド・DSオートモビルの新世代フラッグシップBEV(電気自動車)「N°8(ナンバーエイト)」を発表しました。本記事ではそのアウトラインと、国内外のSNSに寄せられているリアルな反響をチェックしていきます。
この新モデルは、DSオートモビルが展開する新たなネーミングルールである“N°(ナンバー)”に基づいた最初の1台。仏語で「番号」を意味するこの冠は、本質的な美しさや秩序、品格を端正に表現するブランドのエレガンス、そしてタイムレスな魅力を象徴しています。
そして、数字の「8」は無限(∞)を想起させる造形で、プレミアムBEVとして優れたバランスや圧倒的な静粛性、そして持続可能性への強い意思を表現するという明確なねらいがあるといいます。
2023年に発表されたコンセプトカー「DS AERO SPORT LOUNGE(DS エアロスポーツラウンジ)」の思想を受け継いだエクステリアは、SUVの力強さとクーペの優雅さを融合した流麗なプロポーションがポイントです。
フロントマスクでは、3つのライトユニットと8つのダイヤモンド型LED装飾を贅沢に水平配置したヘッドライトと、特徴的なV字の縦型デイライトを組み合わせた独自のライトシグネチャーが印象的。さらにフロントグリル部には、流れ星のようにきらめく光のラインが美しい“DS ルミナススクリーン”を採用し、発光する「DS」ロゴとともに強烈な存在感を生み出しています。これは美的な演出はもちろんのこと、空気の流入を抑える構造によって空力性能の向上にも寄与する実用的なギミックとなっています。

リアまわりでは、ブランド初となる垂直ラインを取り入れた“3D LEDテールランプ”を採用。立体的なスケールパターンが織りなす光の表現で個性を主張しています。
足元を彩るホイールには、星座の名を冠しているのも特徴。標準の20インチは「LYRAE(こと座)」、メーカーオプションの21インチ鍛造アロイホイールは「CASSIOPEIA(カシオペア座)」と名づけられています。最先端の鍛造技術によって軽量かつ高強度を誇る同ホイールは、ばね下重量の低減によって上質な乗り心地にも大きく貢献します。
対するインテリアは、フランスのクラフトマンシップである“サヴォアフェール(匠の智恵と職人技)”が息づく、静けさと上質さに満ちた空間に仕立てられています。
ダッシュボードからドアトリムに至るまでシームレスに構成され、乗員を包み込むような一体感のあるコックピットを創出。また素材には、最上級のナッパレザーをシート、ダッシュボード、ドアトリムと広範囲に使用し、“パールトップステッチ”やパリの伝統装飾に着想を得た“クル・ド・パリ(パリの鋲)”のパターンが随所に施され、洗練されたディテールが上質感を醸し出します。
体を支える高密度フォーム仕様のヘッドレスト一体型シートには、ブランド初となる“ネックウォーマー”を装備。寒い季節でも首元から体を温めることができます。また、ステアリングには、クルージングヨットから着想を得たという独創的なライトゴールドのアクセントが映える“Xシェイプステアリングホイール”を採用しています。
インフォテインメントシステムには、ブランド初となる16インチのワイドタッチスクリーンを備えた“DS IRIS SYSTEM(アイリスシステム)”を採用。スマートフォンのような直感的な操作ロジックを提供します。
さらに、上質さを高めるオプションとして「アブソリュートコンフォートパッケージ」を選択すれば、フロントシートのマルチポイントランバーサポート、前後シートのベンチレーションに加えて、断熱・遮熱性能に優れ、四季を通じて自然光に満たされた開放感をもたらす“ラミネーテッドパノラミックガラスルーフ”も装備。まるでファーストクラスのような快適性を提供してくれます。

そんなキャビンで特筆すべきは、ドアを閉めた瞬間から心が静まるような、“静寂の繭(まゆ)”と表現される圧倒的な静粛性です。消音効果を高めたラミネーテッドガラスの採用に加えて、静粛性設計の中核として独自の“3層シーリング構造”を導入。ドアおよびボディサイドに3つの異なるシーリング層を設け、さらに3層目のシーリングをドア下部まで延長して広範囲を密閉することで、外部からのノイズをシャットアウトしてくれます。
●フォーミュラE仕込みの走りと航続距離750kmの実力
「N°8」のプラットフォームは、CおよびDセグメント向けの新世代“STLA-Medium(ステラ ミディアム)”で、フロアの中央には97.2kWhの大容量バッテリーを配置。これにより、低重心化と前後重量配分の最適化が図られているほか、新開発サスペンションや“DSアクティブスキャンサスペンション”と相まって、正確なハンドリングと極上のフラットライドを両立しています。
前後に高効率モーター(フロント207kW+リア83kW)を搭載したデュアルモーターAWDのシステム最高出力は350ps。0-100km/h加速タイムは5.4秒をマークします。また、DSオートモビルが参戦する「フォーミュラE選手権」で培われた電動化技術を応用する3段階の回生ブレーキや、アクセル操作のみで停止までコントロールできるワンペダルドライブにも対応。抜群のレスポンスと優れたエネルギー効率を誇ります。
これらにより、日常使いから長距離移動までをカバーする、最長750km(WLTCモード)というクラストップレベルの航続距離を達成。また、急速充電は最大160kWに対応し、バッテリー残量が少ない初期から中盤(約55%まで)にかけて、150kW以上の出力を安定して受け入れるなど優れた充電効率を実現しています。
なお、最上級グレードとして日本に導入された「N°8 ETOILE AWD」の価格(消費税込)は、1005万円となっています。
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