あまりの強さにひとつのレースカテゴリーが終焉! “電動と静寂”の時代にこそ刺さる日産“R32”「GT-R」のアナログな愉悦とは【今こそ乗っておきたい名車たち】
素晴らしい体験を提供してくれる“重要文化財”
そんな“BNR32”「GT-R」の中古車状況は、数年前の“異常な全方位高騰”を経て、ひとつの分水嶺を迎えています。
現在、流通している中古車の平均価格は950万円~1000万円前後といったところ。一時期の「どんなにボロくても500万円以上!」といった状況ではなく、程度の悪い個体は市場からおおむね淘汰され、生き残った“本物”が高価格帯を形成しているという状況です。
北米輸出(25年ルール)の解禁により、相変わらず良質な個体は海外へ流出し続けており、また、円安と米国内におけるインフレの影響で日本に残る個体も“相応の覚悟と対価”を支払えるオーナーの手元に集約されつつあります。
それゆえ、現在、店頭に並んでいる1000万円級の“BNR32”「GT-R」は、単なる中古車ではありません。歴代オーナーや専門店などが心血を注いで延命させてきた“結晶”なのです。
安価なタマをねらうのはご自由ですが、その場合、車両購入価格の倍ほどに達するかもしれない修理代を投じることになる可能性も、一応、念頭に置いていただければと思います。
“BNR32”「GT-R」を所有するということは、日本の自動車文化における“重要文化財”を預かることにも等しいのです。それゆえ、その購入と維持は、決してイージーモードなサムシングではありません。
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