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「えっ、“クワトロ”じゃないの!?」と驚くほどの安定感! アウディ新型「Q3」はエントリー仕様の前輪駆動モデルでも驚くほど静かで快適です

見た目も中身も立派になった新型「Q3」

 日本の道路事情でも持て余さないサイズと自慢の高いクオリティで、輸入プレミアムSUVの定番的存在となっているアウディ「Q3」がフルモデルチェンジを受けました。先代モデルが日本に導入されたのは2020年でしたから、6年ぶりの新型登場ということになるのですが、率直に言って今回の進化ぶりはこれまでの比ではない。そう断言していいでしょう。

 今回、試乗したのは、アウディ「Q3 TFSI 110kW アドバンスド」。ラインナップの中ではエントリーに当たるモデルです。

 思わず目をみはったのが、その堂々とした存在感です。“セージグリーン”という美しいカラーをまとった外観は、キープコンセプトだった過去2世代から大胆に飛躍しています。

 アウディ得意のデジタルマトリクスLEDヘッドライトと八角形のシングルフレームグリルを組み合わせたフロントマスクは、特にインパクト大。さらに、力強い前後のフェンダー、そして車幅全体を横切る細いライトストリップの上下にライトを配したリアビューと、各部のディテールも印象的なのですが、個人的にうならされたのは、そのフォルムの美しさです。

 今回、全長が40mm伸ばされていて、そのほとんどはフロント部分に充てられているというのですが、それでバランスがさらに整えられたのか、サイドビューの伸びやかさはまさしくひとクラス上の感覚。ずいぶん立派になったな……と、思わず周囲をぐるぐる眺めてしまいました。正直、格上の「Q5」もうかうかしてはいられないという印象です。

アウディ新型「Q3」
アウディ新型「Q3」

 サイズについていえば、全長は結果として4530mmに。全幅も20mmワイドな1860mmとなり、一方で全高は据え置きの1610mmとなりました。あえていえば、駐車場問題を考えると全幅1850mmの壁は超えてほしくなかった、という人も多いかもしれません。冒頭に記したとおり、手頃なサイズも「Q3」の人気の一因だったと思いますので……。

 ちなみに今回、「Q3スポーツバック」も同時にデビューを果たしています。こちらは全高がさらに40mm低くなり、ファストバックフォルムとされることで外観はとてもスタイリッシュな仕上がりに。人気を二分しそうです。

 インテリアも、やはり最新のアウディに共通する雰囲気にアップデートされています。湾曲したワイド画面の“MMIパノラマディスプレイ”が醸し出す雰囲気は、いかにも先進的。しかも今回、ダッシュボード正面のパンチングメタル調の装飾、そしてドアまでぐるりと囲むバックスキン調のレザー等々、マテリアルについても吟味されていて、上質な仕立てというアウディに対する世間の期待に、しっかり応えるものになっていると感じられました。まさに「こうじゃなくっちゃ!」という感覚です。

 新機軸が、統合されたステアリングコラムレバー。コラム左側にはライト、ワイパーなどの操作系、右側にはシフトセレクターが備わり、短いリーチによる操作の容易性と、センターコンソールのスペースの有効活用を可能にしています。

アウディ新型「Q3」
アウディ新型「Q3」

 実際のところ、細かなスイッチが集中配置されているので、すぐには慣れないのも事実。ウインカー操作もなかなかスムーズにはいきませんが、オーナーになればすぐに馴染むでしょうか。スタイリッシュなのは今の時点でも確かなんですけどね。

 なお、室内スペースについては先代と大きくは変わっていないようです。後席の前後スライドが可能なのも従来と同様。ラゲッジスペースは後席スライド位置によって488〜575リットルと記されています。ちゃんと側壁までソフト素材で覆った設えのよさは、さすがアウディです。

Next前輪駆動でも驚くほどの安定感と上質な乗り心地
Gallery 【画像】超カッコいい! 格上モデルに迫る質感と走りを実現したアウディ新型「Q3」を写真で見る(30枚以上)
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