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ミシュランの新サマータイヤ「プライマシー5エナジー」「パイロット・スポーツ5エナジー」はどう進化? 転がり抵抗係数最高ランク「AAA」の実力を試した

低燃費性能をさらに追求したスポーツタイヤとコンフォートタイヤ

 ミシュランから新しいコンセプトのタイヤが登場しました。

「プライマシー5エナジー」と「パイロット・スポーツ5エナジー」の2種類で、転がり抵抗を小さくして低燃費性能に特化したタイヤです。

 どちらも転がり抵抗係数「AAA」を取得しています(パイロット・スポーツ5エナジーの一部のサイズは「AA」)。

 ミシュランのタイヤによる環境対策の一環で、材料調達、タイヤ製造、使用、廃棄などの各場面でCo2削減が必要ですが、一番大量に排出するのが使用時です。タイヤの転がり抵抗を小さくすることによって燃費を良くし、Co2も減らすことができるのです。

ミシュランの新プレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー5エナジー」
ミシュランの新プレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー5エナジー」

 ミシュランのタイヤカタログに掲載されている評価では、「パイロット・スポーツ5エナジー」の低燃費性能は【4.5】で、「パイロット・スポーツ4SUV」の【3】から大きく飛躍しています。

 ここの評価では耐摩耗性能も【3】から【4.5】に大幅アップしています。

 同じく「プライマシー5エナジー」も【5】になって「プライマシー5」の【4】からグレードアップしています。耐摩耗性は【5】から【4.5】になっていますが、まだ十分高いレベルにあります。

 栃木県のGKNプルービンググラウンドでこれらのタイヤのテスト走行ができたので、そのインプレッションをお伝えしましょう。

 自動散水装置によるウエットのブレーキングはプリウスで、踏み始めからABSを効かせるようなガツンというブレーキングで80km/hから完全停止までの距離を比べます。

 プライマシー5エナジー(195/60R17)は30.86mを記録しましたが、OEMに合格しているライバルタイヤは34.98mだったので13%も短い距離で止まったことになります。自分でブレーキペダルを踏んでいますが「プライマシー5エナジー」は制動感を感じて安心感がありました。

 さらにそれぞれ残溝2mmまでバフで削ったタイヤが用意されていて、同じようにブレーキテストをしました。プライマシー5エナジーは42.70mまで伸びました。ライバルタイヤはなんと53.20mとさらに伸びました。

 ライバルタイヤは80km/h+でウェット路面に飛び込んだ段階でもうハイドロプレーン現象が起きてしまい、そこからブレーキペダルを踏み込んでも制動感を感じない秒数がプライマシー5エナジーより確実に長かったです。

Nextウエットハンドリングは限界付近になっても粘るグリップ
Gallery 【画像】転がり抵抗係数は最高グレード「AAA」なのに走りはスゴい! ミシュランの新サマータイヤを見る(16枚)
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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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