正規輸入は45台のみの激レア車にも遭遇! フォルクスワーゲン「GTI」生誕50周年イベントに参加して分かった「輸入車の巨人」の知られざる舞台裏
「GTI」誕生50周年を祝うファンイベントに230組が集結
「GTI」は欧州ホットハッチの代名詞であり、世界中のクルマ好きにはよく知られた存在です。でも、その名を広めたのは、フォルクスワーゲン「ゴルフ」だということをご存じでしょうか? 最初にこの名称を使ったのは1961年に発売されたマセラティ「3500 GTI」だといわれていますが、世にその名を知らしめたのは、初代「ゴルフ GTI」で間違いないでしょう。
初代「ゴルフ GTI」がデビューしたのは1976年。当初はわずか5000台の生産計画だったそうですが、あまりの人気ぶりに増産に次ぐ増産。結果、46万台も生産される大ヒットモデルとなりました。
ちなみに「GTI」とは“Gran Turismo Injection”の頭文字。当時はまだキャブレターが主流だったエンジンの燃料供給方式をインジェクションに変更し、高出力化したモデルという意味が込められています。
2026年は、そんな「ゴルフ GTI」が生誕して50周年という節目の年。これまでグローバルで250万台以上がオーナーの手に渡り、もちろん日本にも多くのファンが存在します。
ということで、「GTI」生誕50周年を祝うファンイベントが、ここ日本でも開催されました。「GTI FAN FEST 2026」と名づけられた同イベントは、2026年6月13日に愛知県豊橋市にあるフォルクスワーゲン グループ ジャパンの本社で開催。2600名を超える応募者の中から抽選で選ばれた230組が各地から駆けつけました。

筆者(工藤貴宏)も現地へ出かけた「GTI FAN FEST 2026」ですが、まず面白いと感じたのは参加車両が「ゴルフ GTI」に限定されていないことでした。古いモデルを大切に乗り続けている人もいれば、新しめの「GTI」シリーズ、さらには「ID.Buzz」といった最新の電気自動車などバラエティ豊か。こうしたイベントでは車種縛りがあることが多いのですが、「ゴルフ GTI」に特化しようというのではなく、フォルクスワーゲン ファミリーみんなで50周年を祝おうというわけです。
会場にはそれらフォルクスワーゲン車がズラリと並び、それぞれを見るだけでも見応えたっぷり。カタログモデルとして販売されることはなかった5世代目「ゴルフ GTI」の3ドア(「カップカー」として少量が正規輸入されたそう)や、「ニュービートル」に「ゴルフ R32」に搭載された3.2リッターV6エンジンと“4モーション”と呼ばれる4WDのパワートレインを移植し、日本ではわずか45台のみが販売された「ニュービートル RSi」などのレア車に出合うことができ、テンションは上がりっぱなしでした。
ステージイベントでは、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの代表取締役社長で、フォルクスワーゲン部門のブランドディレクターも務めるマーティン・ザーゲ氏もあいさつ。「31歳で初めて第6世代の『GTI』を手にした」とご自身の「GTI」との思い出とともに、ウェルカムトークでファンを歓迎してくれました。

そのほか、レーシングドライバーでモータージャーナリストの木下隆之氏は、最新の「ゴルフ GTI」でデモランを披露。「GTI」の高性能をファンの前で見せつけていました。
さらに、会場にかけつけたファンの前で特別に披露されたのが、近い将来の発売を予定しているという日本仕様の「ゴルフ GTI 50周年記念限定車」のパイロットモデル。訪れたファンだけがひと足早く実車を確認できる、なんとも貴重な機会となったのです。
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