まもなく世界初公開! 7年ぶりに復活する三菱新型「パジェロ」が目指すものとは? “走破性×快適性”を磨いた新たなフラッグシップの姿
目指すのは今の時代の新たなフラッグシップ
新型「パジェロ」のティザーサイトにおいて、商品企画を担当する商品戦略本部の板垣邦俊氏は、新型は昔の「パジェロ」をそのまま現代へ戻したモデルではないとコメントしています。
板垣氏は、SUV市場が拡大し、オフロードタイプへの関心も高まる現在だからこそ、三菱自動車が培ってきた走破性や堅牢耐久性が大きな意味を持つと説明しています。さらに新型は、日常から長距離、さらには悪路まで、「このクルマなら大丈夫」と任せられる今の時代に合ったオールラウンドSUVとして開発したといいます。
その上で板垣氏が明言しているのが、新型「パジェロ」を“新たなフラッグシップモデル”に位置づけるということです。
単に走破性が高ければいいのではなく、上質につくり込まれた品質感、誰でもどこへでも安心して行ける走行性能と信頼感、そして乗員全員が移動そのものを楽しめる快適性、そのすべてによって、ユーザーの冒険心や挑戦心を後押しする存在をねらっているとしてます。
開発責任者であるプロジェクト推進室の松本貴明氏も、新型は歴代の走破性と快適性を継承し、さらに進化させる一方、三菱自動車のフラッグシップらしさを大きくジャンプアップさせようとしたと語ります。
その考えはインテリアにも表れているようで、デザイナーのこだわりを具現するため、設計や生産部門とさまざまな工法を検討し、職人のワザまで投入。量産車では難しいという手の込んだデザインを実現したといいます。

松本氏は新型について、静的品質と動的品質の双方を高いレベルへ引き上げたとし、「ずっとこのクルマの中にいたい」「ずっと運転していたい」「ずっと所有していたい」と感じてもらえるクルマを目指したと説明しています。
●“懐かしい”だけでは意味がない! デザインテーマは“継承と進化”
そして、今回の復活を象徴しているのが、デザインを担当した吉峰典彦氏の言葉。吉峰氏は、過去のモチーフをそのまま取り込んで「『パジェロ』が帰ってきた」と思ってもらうだけでは意味がないと考えたといいます。そこで掲げられたテーマが“継承”と“進化”でした。
歴代「パジェロ」に共通する水平基調で厚みのあるサイドビューなど、そのデザインフィロソフィーは継承。一方で、それを懐かしい意匠として再現するのではなく、ひと目で新しさを感じられるプロポーションへと進化させたとしています。
インテリアにも初代のイメージを取り込みながら、新たなフラッグシップにふさわしい上質さを追求したといいます。これは、先述した3連マルチメーターの扱いにも通じる考え方でしょう。
歴史ある装備をそのまま復刻させるのではなく、デジタル技術によって現代的に再解釈する。新型「パジェロ」全体が過去へのオマージュではなく、歴代モデルが持っていた思想を未来へつなぐことを目指しているように思えます。
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7年ぶりに復活する新型「パジェロ」は、単なる名車のネーミング復活で終わりそうにありません。歴代モデルが追求してきた走破性と快適性の両立を軸に、ラダーフレームとS-AWCによって走りを進化させ、そして品質やインテリアまで含め、三菱自動車のフラッグシップにふさわしい領域へ引き上げる……企画、開発、デザインという異なる立場の3人が共通して語っているのは、昔の「パジェロ」を取り戻すことではなく、これからの三菱を象徴する「パジェロ」をつくるという考えです。
世界中のファンが待ち続けた「パジェロ」という名車が、新しい時代にどう再定義されるのか? まずはまもなく迎える世界初公開に注目です。
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