三菱新型「パジェロ」の後席は広い? 2列目シート前には“こぶし3個分”のゆとり! 3列目&ラゲッジスペースの実力とは
3列目には大人も座れる? 実車で確かめると……
では、さらに後ろにある3列目シートはどうでしょうか?
三菱自動車は3列目シートまでつくり込みを徹底したと強調。実際に座ってみると、大人でも頭上に余裕があるとともに、つま先を2列目シート下へ収められるようなレイアウトのため、頭上やつま先まわりには一定の余裕があります。
また、2列目シートをある程度、前へスライドさせれば、3列目シートでも大人が着座できる足元空間を確保できます。さらに、2列目シートを前方寄りにスライドさせると、3列目の乗員のヒザ前にはこぶし1.5個分ほどの空間を確保できます。
もちろん、3列目シートには2列目シートほどの余裕があるわけではありません。フロアから座面までの高さが低く、“体育座り”のような着座姿勢を強いられます。また、足元にはシートレールが備わるため、足の置き場所にも多少の制約があります。
そんな3列目シートは背もたれにリクライニング機構を搭載。角度調整幅は意外に大きく、足元こそ2列目シートほどの余裕はないものの、姿勢を調整できる点は3列目シートの快適性を高めるポイントといえるでしょう。
このように、新型「パジェロ」は長距離をフル乗車状態で移動するミニバン的な使い方は厳しいかもしれません。普段は5人乗りとして使い、必要なときに6〜7人乗れるという捉え方の方がよさそうです。
ちなみに、エアコンの操作パネルと吹き出し口、USB端子など、後席用の快適装備は充実しています。
●3列目シートを倒せば奥行き1m超! 荷室は一気に拡大
3列目シートを使わないときは、その空間をラゲッジスペースへ振り分けることができます。
実車で確認すると、3列目シートを使用した7人乗車状態だと、ラゲッジスペースの奥行きは約40cm程度。そこから3列目シートを前方へ格納すると、奥行きは1m超まで拡大します。これらの数値はあくまで実測しての目安ですが、3列目の有無で荷室の使い勝手が大きく変化することが分かります。

ラゲッジスペースは左右の張り出しが小さいスクエアなスペースで、3列目シートを格納した際の床面の段差も少なくまとめられています。キャンプギアや旅行用の大型スーツケースなど、かさばる荷物を積むときにも重宝しそうです。
また、さらなる積載力を求める場合は、2列目席のタンブル機構を活用できます。2列目シートを座面ごと前方へ跳ね上げれば、フロントシートの背後からキャビン後端まで広大な荷室空間を確保でき、長尺物や大量のアウトドア用品にも対応します。
3列目シートを格納すると、床面に大きな段差はなく、前後方向へなめらかにつながります。ただし、完全な水平ではなく、2列目シート側から荷室後端へ向かってゆるやかに下る傾斜がついています。
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2列目シートに備わる150mmのスライド機構により、2列目シート乗員のゆとりや、3列目シートとラゲッジのスペース配分を自在におこなえる新型「パジェロ」。
3列目シートはミニバンのように余裕たっぷりとはいかないものの、必要なときには大人も乗れるだけの空間が用意され、その一方、格納すれば、奥行き1mを超えるラゲッジスペースも現れます。
高い悪路走破性を備える本格4WDでありながら、家族や仲間との移動、アウトドアレジャー、ショッピングまで1台でこなせる新型「パジェロ」。実車の後席と荷室を見ると、三菱自動車が目指した“日常でも非日常でも使えるオールラウンダー”という性格が、走りだけではなくパッケージングにも息づいていることがうかがえます。
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