“失敗”は悪いことじゃない!? 約60年前の“ポルシェ製トラクター”を中高生が整備! マニュアルのない現場で学んだ“答えを探す力”とは?【Behind the Product#45】
約60年前のトラクターから最新「911」へ! ものづくりの進化を体感
さまざまなことを経験し、学んだ同プログラムの4日目。農機具やトラクターの歴史を学んだ後、参加者たちは皆、そのまま夕食会場へ向かうと思っていました。しかし、彼らが到着したのは「十勝スピードウェイ」。そこで待っていたのは、最新のポルシェの実力を同乗試乗で体験するサプライズでした。
同乗試乗を前に、黒岩さんはポルシェのものづくりにおけるポリシーやヒストリー、そして、自動車を取り巻く最新の事情を解説。参加者たちはその話を興味深く聞き入っていました。
そしていよいよ、ポルシェの最新モデルである「911ターボS」と電気自動車の「タイカンGTS」の同乗試乗プログラムへ。サーキットを疾走する2台の圧倒的な加速力やコーナリング性能を体感し、子どもたちは大きな驚きと興奮に包まれました。
古い農業機械を修復する経験と、最新のポルシェに触れる体験。一見すると、何のつながりもないことのように思えるかもしれません。何しろ、片や、馬や牛の代わりとして土地を耕すための機械、片や、人が高速で移動するための研ぎ澄まされた高度な機械です。実際、用途は全く異なりますが、いにしえのトラクターと最新のスポーツカーという偉大なる“ワークホース”に触れることで、機械の用途や技術の進歩について考える、いい機会となったことでしょう。
そして迎えた最終日、子どもたちには自分たちが修理した機械が実際に土を耕す姿を見たり、体験したりする機会が用意されました。こうして機械のメカニズムや用途を知ることで、技術の進化が人の仕事や暮らしをどのように変えてきたのかを実感したのです。

「LEARN with Porsche」を通じて子どもたちが得るものは、ものづくりの知識や技術だけではありません。最終日、参加者たちがプログラムを振り返る中で口々にコメントしていたのは、「誰かと協力してものをつくること」や「コミュニケーションの大切さ」でした。
ひとりでは直せないもの、動かせないものを前にすれば、仲間と相談し、役割を分担し、互いに助け合う必要があります。それぞれの得意なことや苦手なことを認め合いながら協力することで、ひとりでは解決できない課題にも向き合えるようになります。
ここに「LEARN with Porsche」が大切にしている教育の考え方があります。「LEARN with Porsche」は、子どもたちにひとつの正解を教えるプログラムではありません。正解の分からない状況に身を置き、自分で考え、失敗し、仲間と協力しながら前へ進む。その経験を通じて「学び方そのもの」を身につけてもらう教育です。
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