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日本で一番売れたメルセデス・ベンツ「GLC」の電気自動車が日本上陸! EVなのに“2速トランスミッション”を搭載!? 商品担当者が語る新世代SUVの実力とは?

942個のドットが光る新しいフロントグリル! メルセデスの人気SUVにBEVが登場

 メルセデス・ベンツ日本は2026年10月28日、プレミアムミドルサイズSUV「GLC」初のBEV(電気自動車)モデル「エレクトリックGLC」を発表しました。

「GLC」は、日本市場において2025年に輸入ミドルサイズSUVの年間登録台数首位を獲得。メルセデス・ベンツのラインナップの中で最も多くのユーザーに選ばれています。

 そんな「GLC」のラインナップに加わった「エレクトリックGLC」は、既存のエンジン車を電動化しただけのモデルではありません。新開発のBEV専用プラットフォーム“MB.EA-M”を採用。これは“Mercedes-Benz Electric Architecture Midsize”の略で、ミドルサイズBEV向けに開発された車台です。パワートレインから車体構造、室内空間に至るまで、BEVに最適な設計を追求しています。

 発表会では、メルセデス・ベンツ日本で「GLC」のプロダクトマネージャーを務めるダニエル・ノルテ氏が登壇。その特徴について詳しく解説してくれました。

「(エンジン版の)『GLC SUV』や『GLCクーペ』に続く、ファミリーの新しい仲間をようやく皆さんに紹介できることを、大変誇りに思います」

 そうあいさつしたノルテ氏が最初に紹介したのは、新しいエクステリアデザインでした。

「『エレクトリックGLC』は、今後登場するメルセデス・ベンツの各モデルに展開される、新しいデザイン言語を初めて採用したモデルです。フロントグリルは、かつての『300SL』や『300SEL』などが持つ伝統的なデザインを、新しい時代へと受け継いでいます」

 とりわけ印象的なのが、942個のドットを配したイルミネーテッドパネルを備えるフロントグリルです。グリルのフレームや中央のスリーポインテッドスターも発光。ヘッドライトやリアコンビネーションランプにも星柄のスターモチーフを取り入れています。

メルセデス・ベンツ新型「エレクトリックGLC」
メルセデス・ベンツ新型「エレクトリックGLC」

「『GLC』の親しみあるプロポーションを受け継ぎながら、日常の使い勝手を犠牲にすることなく、よりスポーティなシルエットを実現しました」

 ノルテ氏がそう説明するように、エンジン車の「GLC」が持つ美しいプロポーションを受け継ぎながら、全長とホイールベースを拡大していることも特徴です。

●BEVなのに2速トランスミッション!? 発進加速と高速巡航を両立させる仕組み

「エレクトリックGLC」のパワートレインは、後輪駆動の「GLC250 エレクトリック」と、4輪駆動の「GLC300 4マチック エレクトリック」という2種類が設定されています。

 いずれも後輪側に、メルセデス・ベンツが自社開発した永久磁石式同期モーターを搭載。「GLC300 4マチック エレクトリック」には前輪側にもモーターを追加し、必要に応じて4輪を駆動します。

 最高出力と最大トルクは、「GLC250 エレクトリック」が354ps/505Nm、「GLC300 4マチック エレクトリック」は421ps/800Nmとなっています。

「BEVのためにゼロから開発したプラットフォームによって、パワートレインだけでなく、効率性、乗り心地、室内空間のすべてを最適化することができました」

メルセデス・ベンツ新型「エレクトリックGLC」
メルセデス・ベンツ新型「エレクトリックGLC」

 そう語るノルテ氏がパワートレインの特徴として紹介したのが、後輪側の駆動ユニットに組み合わされた2速トランスミッションです。

 一般的なBEVは、モーターの幅広い回転域を生かし、変速を必要としない固定ギアを採用しています。しかし「エレクトリックGLC」は、走行状況に応じてふたつのギアを使い分けます。

「1速ギアは、発進直後の優れた加速性能と、市街地での高い効率を実現します。一方、2速ギアは、高速走行時のパワー供給と効率を高め、長距離移動での快適性をもたらします」

 具体的には、1速のギア比を11:1、2速を5:1に設定。発進時には大きな駆動力を引き出し、高速巡航時にはモーターを効率よく使うことで、走行性能と省電力性能を両立させています。

 また「GLC300 4マチック エレクトリック」には、前輪側の駆動ユニットを切り離す“ディスコネクトユニット”を採用しています。

「効率を優先するときは後輪の駆動ユニットだけで走り、最大のパワーが必要な場面では前後の駆動ユニットを使います。前輪側は必要に応じて、ほぼ瞬時に接続したり切り離したりできるのです」

 こうした技術によって、長距離走行におけるバッテリーから車輪へのエネルギー変換効率は93%に到達。モーターならではの力強い加速だけでなく、高速道路を長時間走る際の効率まで追求しています。

Next1充電当たり最大642kmを走行可能! 最大300kWの回生ブレーキも採用
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