ワイルドな見た目がカッコいい! だけど街乗りは快適!? トヨタ新型「RAV4 アドベンチャー」に試乗 “最も手頃なグレード”の実力とは?
ワイルドな見た目からは想像できない快適さ! コーナリングの楽しさにも驚き
絶妙なバランス感覚といえば、走りと乗り心地のバランスも同様です。
オフロードテイストの「アドベンチャー」ですが、街中での走りは見た目から想像するよりもずっと快適。しかも、運転していて楽しいのです。
新型「RAV4」の走りは先代に比べて飛躍的にレベルアップしていて、加速感もコーナリングも心地よく、ワインディングだって楽しめるだけのエモーショナル感があります。
ちなみに、走りの基本的なメカニズムは「アドベンチャー」も「Z」も共通。いずれも2.5リッターハイブリッドシステムと、電気式4WDの“E-Four”を採用しています。
なかでも、ハンドリングのよさには素直に感動しました。特に印象的だったのが、ライントレース性のよさ。ねらったラインをスッキリと走れるだけでなく、奥へ進むほど曲がり込んでいくコーナーで、アクセルペダルを踏み込みながらグイグイ曲がっていく感覚の気持ちよさは、なかなかのものです。
それでいて、乗り心地だって良好。「悪くない」ではなく、はっきりと「いいね!」といえる仕上がりです。
パワートレインの力強さやハンドリング、乗り心地など、最近のトヨタ車は動的性能のレベルがどんどん上がっていると感じます。
見た目はワイルドな「アドベンチャー」ですが、走りにゴツゴツした感じはなく、実に快適。その気になればワインディングで運転する楽しさまで味わえます。
オフロードを連想させるルックスと、普段使いのしやすさ。ギャップの大きさが「アドベンチャー」の面白いところです。
* * *
というわけで、新型「RAV4」で最も安いグレード「アドベンチャー」は、「価格が安いから満足感も低いのか」といえば、決してそんなことはありません。
スッキリと曲がるハンドリングが気持ちよく、乗り心地も良好。運転席の電動調整シートなど、装備だって充実しています。

もちろん、シートベンチレーションや後席のシートヒーターなど、「より快適であること」を求めるなら「Z」がいいでしょう。しかし、価格と内容のバランスでは「アドベンチャー」に大きな魅力を感じました。
個人的には、樹脂の質感をあえて隠していないダッシュボードの雰囲気も気に入っています。ラグジュアリーな「ハリアー」とは違う、無骨な「RAV4」らしさを感じられるからです。
むしろこうした仕立ては、上級仕様の「Z」より「アドベンチャー」の方が似合っている気がします。ワイルドな見た目ながら、普段使いでは快適に過ごせて、峠道では走りまで楽しめる。新型「RAV4 アドベンチャー」は、街乗りを中心に使う人にとっても魅力的なモデルといえるでしょう。
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