人気のフレンチミニバン ルノー新型「カングー」はどう進化? ディーゼルとガソリンモデルの違いとは
14年ぶりの全面改良でボディサイズがひと回り拡大
2023年3月2日より日本での販売が始まる、ルノーの3代目の新型「カングー」を試乗しました。

カングーは、「遊びの空間(LUDOSPACE:ルドスパス)」をコンセプトとしており、自由に使える広い室内空間を備えていることが特徴です。
左右にスライドドアがあり5人乗りの2列シートという構成は、もはや日本でもおなじみのもの。歴代カングーではその道具感が人気となっていたため、通常のカラードバンパー仕様も用意されながら、商用車ベースのモデルならではの無塗装の黒いバンパーや、ホイールカバーのない鉄ホイールなどのグレードが人気になりました。
普通に考えれば質素に感じることでしょう。ところが、そのカングーの商用車的なスタイルを「ドレスダウン」ととらえて「カジュアルでおしゃれ!」と、なぜだか日本で大人気となっていたのです。
年に一度に開催されるオーナー向けイベントである「カングージャンボリー」には、全国から数多くのカングーが集まっており、2022年には1783台ものカングーが集まりました。ただし、商用車ベースのカングーがそれほど熱狂的な人気を集めるのは、世界的にも珍しく、本国フランスからテレビクルーが取材にきたこともあったとか。カングーはやはり、ユニークな存在なのです。
そんな人気者のフルモデルチェンジです。しかも、今回は14年ぶりということで、プラットフォームが一新され、パワートレインも新しくなりました。さらに、ボディサイズも大きくなっているのです。
また、最新モデルらしく、衝突被害軽減自動ブレーキをはじめ、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、ステアリングのアシストなど、最新のADASが搭載されています。
もう少し詳しく説明すると、プラットフォームは、ルノー・日産アライアンスで使用されるCMF-C/Dを採用。パワートレインは、1.3リッターのガソリンと、1.5リッターのディーゼル。トランスミッションは湿式デュアルクラッチの7速EDC。寸法は、全長4490mm×全幅1860mm×全高1810mmで、先代よりも全長で210mm、幅で30㎜大きくなっています。さらに、顔つきも、ちょっとハンサムになっています。
この新型の寸法とデザインを見て、不安になっている古いファンもいることでしょう。これまでのカングーの軽快さや、気安さが消えてなくなっているかもしれないと……。
しかし、ご安心ください。乗ってみれば、まったくもってカングーそのものでした。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】