計313馬力の新ラグジュアリーSUV レクサス「RZ」はどんなクルマ? レクサスの理想を具現した爽快な走りとは
動力性能はトヨタ「bZ4X」比で50%もアップ
これからの高級車はEV(電気自動車)に限る……。レクサス「RZ450e」の高い快適性を味わいながら、そんなことを考えていました。

レクサスRZとは、レクサスにとって初の“専用ボディを持つEV”。レクサスのEVはほかに、ひと足先に世に送り出された「UX300e」がありますが、こちらはエンジン車と車体を共用するモデルであり、完全にEV用として開発された車体を持つモデルはRZがレクサス初なのです。
なかには、「RZはトヨタの『bZ4X』と同じクルマでは?」と考える人もいるかもしれません。それは半分正解ですが、半分は誤りです。
確かに、プラットフォームやアンダーフロアといったシャシーの基本設計は共通ですが、RZのアッパーボディはレクサスが専用設計したもの。フロントピラーの角度が違えば、そもそも、全長が115mm長く全幅が35mmワイドなど、ボディサイズだってひと回り大きい。単なる化粧違いではなく全くの別物です。
加えて、パワートレインも全く別の仕立てです。デュアルモーターを備えたbZ4xの4WD仕様は、モーターの最高出力がフロント109ps、リア109psとなるのに対し、4WDのみとなるRZのそれは、フロント203.9ps、リア109psと動力性能が50%もアップしています。
この違いがレクサス独自の“走りのゆとり”を生んでいます。これだけパワーがあれば、加速はかなりの速さと刺激。アクセルペダルをグッと踏み込んだときに後ろから鋭くグイグイ押される感覚は、並のハイパワーなエンジン車ではなかなか味わえません。なめらかさ優先で刺激は控えめだったUX300eと比べると、加速の勢いが明らかです。
RZの走りは刺激的とはいえ、決して荒々しくないのが印象的。アクセルを踏んで加速していくときのフィールがなめらかなのはEVだから当然として、急にアクセルペダルを踏み込んだり、アクセルペダルを戻したりしたときも、ギクシャクしないのはさすが。これらもレクサスが目指す“走りのスッキリ感”につながっています。
ひと口にEVといっても、モーターの制御はメーカーごとに味つけがかなり異なり、いうなれば開発陣の腕の見せどころ。レクサスRZはEVセールスで先行する欧州メーカーのEVと比べても制御が巧みで、よくできているなと感心させられます。
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