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BMW最速モデル 日本限定25台の新型「M4CSL」ってどんなクルマ? 乗ってわかった軽量化の意味とは

 サーキットを走るマシンで一般道も走れるというBMW Mの「Mモデル」のコンセプトは、1978年にM1が誕生してから現代まで貫かれています。

 その中でも「M3セダン」、「M4クーペ」は、Mモデルとして軸になるモデルであり、世代が変わっても毎モデル高い人気を誇っています。

 今回紹介するのは新型「M4 CSL」です。

BMW新型「M4 CSL」の走り
BMW新型「M4 CSL」の走り

 CSLというのは「Competition(コンペティション=競争)、Sport(スポーツ)、Lightweight(ライトウェイト=軽量)」の略だとプレスリリースに書かれていますが、20年前の2003年に誕生したE46型「M3CSL」のとき、さらに遡って50年前の1973年に登場したBMW「3.0CSL」のときには「クーペ、スポーツ、ライトウェイト」と説明を受けた覚えがあります。

 このように頭文字のCの意味がクーペからコンペティションに変わった理由は、もしかすると今後クーペのM4だけでなく、セダンのM3でも登場する暗示なのかと勘繰りたくなります。

 なにせ新型M4 CSLは世界で1000台、そのうち日本では25台限定で抽選販売するくらいの人気があるので、M3セダンをベースにしたCSLが誕生してもおかしくないからです。

 メーカーの公表値では、「M4クーペ コンペティション」(RWDモデル)に比べて、約100kgの軽量化ということで1630kgに収めています。

 さらに「M4クーペ コンペティションxDrive」(AWDモデル)の車両重量1790kgと比べると、160kg軽量化されています。

 この違いは大きいです。一般道でも感じますが、特にサーキット走行では、大人2人分に近い重量が増えると「走る、曲がる、止まる」という運動性能に大きく影響が出るのを感じます。反対にこれだけ軽くなることで、非常に大きなアドバンテージになることが想像できるでしょう。

 M4CSLの軽量化のメインは、軽量で高剛性のCFRP(炭素繊維強化樹脂)の大量採用です。

 外から見えるところでは、ボンネット、ルーフ、トランクリッドのボディ上部、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラーカバー、ディフューザーなど多くのパーツがCFRPに置き換わっています。

 室内で大きいのはシートです。レースでも使えるMカーボン・フルバケットシートが2席しっかりと装備されています。リアシートを省いたことも大きな軽量化になっています。センターコンソールもCFRPに替わった大きなパーツです。ハンドル周りもスポークの加飾部分やパドルシフトのパドルなどもCFRPになっています。

 そしてM4用エンジン「S58B30B」では480psだったものが、M4コンペティション用エンジン「S58B30A」では510psに上げられ、このS58B30Aからさらに40psアップして550psになってM4 CSLに搭載されました。

 ボディの軽量化をした上で、エンジンもパワーアップしているのだから速くなるのは当然です。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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