トヨタ新型「プリウス」の決定版は“ただのハイブリッド”と何が違う? モーターだけで105kmも走る“快速仕様”の魅力とは
PHEVはかつての「マジェスタ」のような存在
振り返ってみると、先代プリウスまでのPHEV版は、極論すると、「HEV版に対してモーターのみで走れる距離が長いだけ」という存在でした。しかも、HEV版も燃費が良好だったため、PHEVを積極的に選ぶ理由を見つけにくかったのも事実です。

しかし、新型プリウスPHEVは、燃料消費量がHEV版よりも少ないのは当然のこととして、パワフルで静か、その上、乗り味が上質という走りを実現してきました。HEV版と比較すると、動力性能も快適性もひとクラスから、ふたクラスほど上、といった仕上がりなのです。
試乗中、同乗していた編集者が、「HEV版が『クラウン』だとすれば、新型プリウスPHEVは(クラウンの上級仕様として存在していた)『クラウン マジェスタ』のような存在だ」と評していたのですが、まさにいい得て妙だと思いました。
それくらい、同じボディを採用しながらも、新型プリウスPHEVは中身と乗り味が明らかにグレードアップしているのです。“より上級のプリウス”、それが新型プリウスPHEVだと強く実感しました。
PHEVのメリットをフルに引き出すなら、自宅に充電環境が整っていることが必須でしょう。しかし、万一そうでなくても、筆者はHEV版よりプリウスPHEVの方を選びたくなりました。それくらい新型プリウスPHEVは、魅力的に仕上がった1台なのです。
●TOYOTA PRIUS PHEV Z
トヨタ プリウスPHEV Z
・車両価格(消費税込):460万円
・全長:4600mm
・全幅:1780mm
・全高:1430mm
・ホイールベース:2750mm
・車両重量:1570kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHC+モーター
・排気量:1986cc
・変速機:電気式無段変速機
・エンジン最高出力:151ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:188Nm/4400〜5200rpm
・モーター最高出力:163ps
・モーター最大トルク:108Nm/400rpm
・駆動方式:FWD
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)ダブルウイッシュボーン式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)195/50R19、(後)195/50R19
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