高性能ポルシェをとことん堪能! ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京発「“ドラテク”を磨ける特別メニュー」の中身とは
テクニックの基礎を積み上げられる多彩なコース設定
ハンドリングトラックで1回目の走行データをとった後は、参加者の要望に応じたさまざまな選択肢が用意されています。

教えていただいた内容を実践するべく、すぐまたハンドリングトラックに出てもいいですし、基本に立ち返った練習のためにPECに用意されるさまざまなモジュールを活用するのもアリ。今回は、「ダイナミックエリア」、「低摩擦ハンドリングトラック」、「キックプレート」、「ドリフトサークル」でひととおり、基礎を積み上げていくことにしました。
まずはダイナミックエリアで加減速、そしてスラロームをおこないます。スタート地点からフル加速して、規定のポイントからフル制動するのですが、ここで難しいのは実はフル制動の後。いきなりペダルから足を離すとフロントが伸び上がってしまうので、縮んだサスペンションが伸びてくる時間を有効に活用し、ここで前輪のグリップを引き出すよう心がけます。これが、まさにトラックでのターンインのトレーニングになるのです。
続いては、低摩擦ハンドリングトラックへ。路面のミューを極端に低くしてあるここでは、低速でアンダーステアもオーバーステアも出てしまうのでラフな操作は厳禁。まるで氷上を行くかのような繊細さが求められます。
ESCオンならばスピンすることはまずないのですが、面白いのはそのESCをオフにすると、スピンするだけでなく強烈なアンダーステア、つまり操舵してもクルマの向きが変わらない状態に陥るのです。
実はESCオンのときには、車両がブレーキ制御でアンダーステアも消しているんですね。こうした動きを、安全な低い速度で体験できるのが、この低摩擦ハンドリングトラックの大きな利点というわけです。
そして、可動式の油圧プレートが路面に埋め込んであり、車両の後輪が通過した瞬間にそれを左右にランダムに動かすことで強制的にスピン状態を引き起こすのが、キックプレート。ここでは、不意の挙動変化の際の正しい対処を学びます。
最後はドリフトサークルへ。低摩擦のコンクリート路面に散水された円周コースでは、アンダーステアもオーバーステアも容易に出るので、それへの対処を実践することができます。
速度をじわじわと上げていくと、車両は徐々にアンダーステア状態になり舵角が大きくなってきます。ここでアクセルを少し戻せば、軌跡は元に戻りますし、あるいはそのフロント荷重が増したタイミングで再度アクセルを踏み込めば、オーバーステアに持ち込むことも。ステアリングとアクセルをうまくコントロールして1周ドリフトをつなげられたら、満足度はかなり高いですよ!
●コーチの的確な指導のおかげでファステストを記録
クルマを動かす基本を学び、楽しんだら、再びハンドリングトラックでの走行へと戻ります。今回はポルシェドライビングコーチが運転するクルマに追走する形でのレッスンです。
「911では“トレールブレーキング”を活用してください。クリッピングポイント近くまで、ブレーキペダルに軽く足を乗せたままコーナーに入っていく走り方です。911は前荷重が小さいので、容易にアンダーステアに陥りやすい。それを抑えるのに有効です」(廣田さん)
クリッピングポイントが奥にあるコース、しかもリアエンジンの911ということで、旋回速度より立ち上がり加速を重視して速さを引き出すのです。
その後には、再びポルシェドライビングコーチが助手席に。総仕上げの走行データを記録します。ここまでさまざまなモジュラーで基本に立ち返り、アドバイスも得ました。それらを活かしてアクセルペダルを踏み込んでいくと、タイムは1分11秒37まで短縮できました!
「このコースでの(参加者の)ぶっちぎりファステストですよ!」(廣田さん)
なんとビックリ。いいタイムが出てしまいました。でも、これも闇雲にアクセルを踏み込んだ結果ではなく、正確に正確にクルマを導くように走ることを心がけた結果。1日の指導のおかげなのです。
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