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走りとサウンドの刺激が強すぎる! 新時代の“ホットハッチ”「500e」街で乗った印象とは? “アバルトらしい走り”は格別の楽しさ

走っていてより楽しいのはルーフが開くカブリオレ

 アバルト500eのハンドリングは、まさにキビキビといった印象。過剰なほどにシャープで、スッと向きを変える感覚はさすがです。率直にいって期待以上のフットワークで、「こういうEVを待っていた!」という気持ちになりました。

優れたダッシュ力と迫力のサウンドでアバルトらしさを味わわせてくれるEVホットハッチ「500e」
優れたダッシュ力と迫力のサウンドでアバルトらしさを味わわせてくれるEVホットハッチ「500e」

 その分、乗り心地は“それなり”で、路面の段差を超えたときなどはそれなりに突き上げを感じます。でもそれも「アバルトらしい」と思える乗り味。乗り心地がいいわけではありませんが、こうした乗り味を笑って楽しめる人こそ「このクルマを選ぶ資格がある」といえるでしょう。これだけの楽しさを秘めたEVは、稀有な存在なのです。

 唯一残念に感じたのは、エンジン車のような有段ギアを持つクルマとは異なり、音にエンジンの回転や車速の伸びとリンクする感覚がないこと。EVなのでしょうがないですし、そう感じること自体が懐古趣味だとは思いますが、やんちゃで楽しいクルマだからこそ、そういった気持ちいい走りを味わうための、さらに一段上の演出を望みたくなったのです。

* * *

 そんなアバルト500eは、どんな人とマッチングがいいのか? 最もおすすめできるのは、刺激的な走りを楽しめる近距離移動メインのセカンドカーを求める人です。

 アバルト500eの現実的な航続距離はだいたい200kmなので、ロングドライブに出かけるのは少々ハードルが高く、日常の近距離移動に使うのが理想的。なので、遠乗り向けに別のクルマがあり(もしくはレンタカーなどを活用し)、日常の足として楽しいEV、しかも運転が刺激的なクルマを探している人に最適なのです。車体が小さいので、狭い都市部でも運転しやすいのも魅力ですね。

 小気味いいハンドリングを持ち、交差点を曲がり終わってスッと加速するアバルト500eは、街中で気軽に運転を楽しめる喜びと、ピリリと効いたサソリの毒を楽しめます。日常の移動で爽快感を味わいたい人にとって、これほどふさわしいパートナーはないと思います。

 その上でプッシュしたいのは、今回の試乗車だったルーフが開くアバルト「500eカブリオレ」。いわゆるキャンバストップを開け放ってのドライブは想像以上に楽しく、運転していて思わず笑顔になってしまうほどでした。

●ABARTH 500e Turismo Cabriolet
 アバルト 500e ツーリズモ カブリオレ
・車両価格(消費税込):645万円
・全長:3675mm
・全幅:1685mm
・全高:1520mm
・ホイールベース:2320mm
・駆動方式:FWD
・電気モーター:交流同期電動機
・最高出力:155ps/5000rpm
・最大トルク:235Nm/2000rpm
・駆動用バッテリー総電力量:42kWh
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)トーションビーム式
・ブレーキ:(前)ディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)205/40R18、(後)205/40R18

Gallery 【画像】「えっ!…」走りが驚くほど刺激的! アバルト「500e」を写真で見る(65枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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