世界に500台しか存在しない“特別なアルファロメオ”とは? ノーマルの“クアドリフォリオ”とは別物! 「ジュリアGTAm」は速さが驚異的
アルファ創立105周年の節目に誕生した「ジュリア」
以来、GTAという名称は、アルファ ロメオのパフォーマンスの高さを象徴するものとなりました。

市販モデルとしての次のGTAは、1997年にデビューした「156」の時代に誕生します。こちらはレース参戦のためというよりも、156シリーズの高性能モデルとしての意味合いが強く、V6エンジンをチューンナップしてパワーとトルクを引き上げ、サスペンションや空力にも手を入れ、速さもさることながら官能的なドライブフィールを感じさせるモデルに仕上がっていました。
ちなみにその「156GTA」は、ジュリア・スプリントGTAのような軽量化こそおこなわれていませんでしたが、パワーウエイトレシオはシリーズ中、最も優れた値をマーク。相対的な軽量化が図られていたことから“Alleggerita”を名乗ったという説があります。けれどおそらくは、パフォーマンスの高さの象徴としてのGTAなのだろうなと筆者は考えています。
そして最新のGTAとして発表されたのが、2021年に誕生したジュリアGTAとジュリアGTAmです。驚いたことにこの2台、ある意味、初代GTAを凌駕するような凝ったつくりのモデルだったのです。
2代目ジュリアが発表されたのは、2015年の6月24日。アルファ ロメオが創立105周年の節目を迎えた、まさにその当日でした。
そのちょうど1年前、主に株主や投資家に向けてアナウンスされた中期計画の中で、アルファ ロメオは「革新的なエンジン」「50:50 の前後重量配分」「独創的な技術的ソリューション」「卓越したパワーウエイトレシオ、」「洗練されたイタリアンデザイン」という5つの要素を備えたニューモデルを近い将来、発表すると予告していたのですが、まさにそれがジュリアだったのです。
なかでもアルファ ロメオらしいエピソードといえるのが、最初にお披露目されたのがトップパフォーマーのクアドリフォリオだったこと。パワーウエイトレシオは3.0kg/ps。0-100km/h加速タイムは3.9秒。最高速度は307km/h……。
「ハイパフォーマンスセダンといえばドイツ車の独壇場と思ってたけれど、それらに匹敵するかも……」なんて考えてたら、2016年にはニュルブルクリンクの北コースで、当時の4ドアセダン世界最速記録となる7分32秒というタイムをたたき出し、“世界一速いセダン”の称号を手に入れたのでした。
しかも、単に速いだけじゃありません。実際にステアリングを握るたび、ジュリア・クアドリフォリオは歓喜に近い気持ちを味わわせてくれました。他国のスポーツセダンとは明らかに異なる官能性を備えていたのです。
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