世界に500台しか存在しない“特別なアルファロメオ”とは? ノーマルの“クアドリフォリオ”とは別物! 「ジュリアGTAm」は速さが驚異的
最初に驚かされたのは意外にも「乗り心地のよさ」
普通ならまずステアリングを握る機会などないであろう、真打ち的存在のジュリアGTAmをドライブできる日がやってきました。まず素晴らしいと感じたのは、クアドリフォリオの延長上にあり、ジュリアであってジュリアではないその乗り味です。

GTAmは、ジュリア・クワドリフォリオという出来のいいベースモデルを活かしながら、コストと手間を惜しまずに走りを磨きに磨き込んだロードカー。その一足飛びの進化は異次元に感じられるほどの感動を与えてくれたのです。
最初の驚きは、乗り心地のよさでした。その出で立ち、その存在感から、もっと足回りがガチガチに硬いクルマを想像しがちですが、ハイパフォーマンス化に当たっておこなわれたサスペンションのチューンナップとセッティング変更は、快適性にも大きなメリットを与えています。「コーナーで踏ん張ればいいや」という脚にはなっていないのです。
もちろん、引き締まってはいますが、ガッチリ感が飛躍的に高まった車体から伸びる脚はしっかりよく動き、路面の表情をガツゴツと伝えてくることもなく、フルバケットシートに収まってるにもかかわらず、クアドリフォリオはおろかスタンダードのジュリアよりも乗り心地がいいように感じられたほど。
GTAmはしばしば、ジュリアで最もスパルタンなモデルと形容されますが、そういう意味では全くスパルタンではありません。相当ハイコストなダンパーやかなり高度なチューナップなどが投入されてるに違いありません。
もうひとつ驚かされたのは、やはり軽さでした。ベースモデル比で100kgも軽くなっていれば、いくら鈍い僕にだって分かります。アクセルペダルをジワッと踏み込んでタイヤが転がった瞬間に「おっ!?」と思い、そのままジワッと踏み増ししてゆっくり加速していくだけで「おぉ、やっぱり……」と軽さを感じられたほど。
最初のコーナーをスルッとやり過ごしたときのクルマ全体の軽快な動きに、期待感は増すばかり。そしてその期待感は、それをさらに大きく越える走りっぷりで満たされたのでした。
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