サーキット志向のポルシェ「911GT3」を広大な北海道で検証! 公道で魅力を味わえる? のんびり走っていても感じられるクオリティの高さとは
「911カレラ」比で最高出力125ps&最大トルク20Nmを上乗せ
「北海道で思う存分、ポルシェ『911』を堪能してきました」
そう聞くと、うらやましい話だと感じる人も少なくないでしょう。しかし、「『911 GT3』で」とつけ加えたならば、「それはもったいない……」と思うスポーツカー愛好家も多いかもしれません。
何しろポルシェの911 GT3といえば、911のラインナップ中でもサーキット志向の強いモデル。「もったいない」という言葉には、「公道では真価の一部すら垣間見ることはできないのに」という意味も含まれているハズです。
果たしてその言葉どおり、公道では911 GT3を楽しむことはできないのでしょうか?

現行型、すなわち“タイプ992”のコードネームで呼ばれる8代目のポルシェ911が日本に上陸したのは2019年7月のこと。それから約2年を経た2021年4月、ハイパフォーマンス仕様である911 GT3の予約受注がスタートしました。
約60年にもわたるポルシェ911の歴史において、GT3の名が登場するのはエンジンが水冷化された5代目モデル“タイプ996”からです。
元々、高性能スポーツカーとして知られる911ですが、GT3はサーキットでの使用も視野に入れた、よりピュアなスポーツモデルとして開発されました。
とはいえ、それまでの空冷モデルにも性能に磨きをかけたハイパフォーマンスモデル……例えば、「カレラ RS2.7」や「911 GT2」、「911 RSR3.8」などが設定されていましたから、GT3の登場も当然の流れではありました。
その後、“タイプ996”の後継モデルである“タイプ997”、“タイプ991”にもGT3が用意され、ドライビングを楽しみたいスポーツ志向の911ファンを虜にしたのです。
さて、再び時計の針を2019年に進めましょう。
現行モデルであるタイプ992のベースモデルである「911 カレラ」は、最高出力385ps、最大トルク450Nmを発生する3リッター水平対向6気筒ターボエンジンを搭載。0-100km加速タイムは4.2秒、最高速度は293km/hを謳いますから、パフォーマンスに満足できない人は少ないはず。
では一体、カレラとGT3は、何がどれほど異なっているのでしょうか?
GT3は、最高出力510ps、最大トルク470Nmを発生する4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載します。0-100km/h加速タイムは3.4秒、最高速度も318km/hといいますから、プラス125ps、プラス20Nm分の違いが数値に表れているのは間違いありません。
では、パフォーマンス以外の部分、例えば、操縦性や乗り心地、フィーリングには違いがあるのでしょうか? また、GT3の魅力や本質は、サーキットや超高速域でなければ、そして性能を引き出せる腕がなければ理解できないのでしょうか?
page
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】