サーキット志向のポルシェ「911GT3」を広大な北海道で検証! 公道で魅力を味わえる? のんびり走っていても感じられるクオリティの高さとは
スワンネック式リアウイングがGT3の出自を主張
北海道の礼文島で初めて対面した911 GT3は、鮮烈なシャークブルーのボディカラーがまぶしいモデルでした。

遠目には澄んだ空に溶けそうに見えますが、一歩ずつ車両に近づくと、フロント20インチ、リア21インチのセンターロック式ホイール、ふくよかなリアフェンダーをも上回る存在感を放つスワンネック式リアウイングがGT3の出自を強く主張します。
その強烈なアピールは、ドアを開けても変わりありません。オプションのカーボン製フルバケットシートやリアロールケージが備わった今回の試乗車は、ドライバーの闘争心をくすぐります。
エンジンを始動させてクルマが動き出すと、GT3はノーマル911とは少々異なる一面を見せます。
エンジンのアイドリングはラフでこそありませんが、6つのシリンダーが吸気・圧縮・燃焼・排気という工程を踏んでいく“粒感”が明確に感じられ、わずかでもアクセルペダルに力を込めると、その動きに合わせて粒がそろっていくのが分かります。
また、ゆっくり走っているときでも、コックピットには4つのタイヤが弾く路上の小石がフェンダー内を打つ音が響きます。
そんなファーストコンタクトに、文化系ドライバーの筆者としては不安と期待が半々というのが本音ではありました。
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