マツダ「ロードスター」が発売9周年を前に大改良された理由とは? 見た目の変更はわずかでも「走りを左右するパーツ」は劇的進化
ND型ロードスターの旬はまだまだ続く
今回、新型ロードスターに試乗し、開発陣の話を聞きながら、「マツダって正直な会社だな」と改めて思いました。なぜなら改良点に対し、ネガティブな部分があることもしっかりと説明してくれたからです。

マツダがネガティブにとらえているのは主にふたつ。ひとつは価格の上昇(装備の充実もあって20万円ほど価格が上昇)で、もうひとつは車両重量のアップです。
なかでも車両重量のアップは、電子プラットフォームの刷新もあって従来モデル比で約10kg、実際には快適装備の充実もあって約20kg重くなっています。
そのため、従来型で人気の高かった軽量な特別仕様車「990S」は廃止となり、従来型では車両重量1トンを切っていた最軽量グレードのSも、新型では1トンを超えてしまったのです。こうした重量増は、ストイックなロードスターファンにとっては残念な部分でしょう。
しかし、装備が充実し、走りも進化した最新のロードスターは、さらに魅力的なスポーツカーになったと筆者は感じています。
右に左にとステアリングを切りながら新型ロードスターで峠道を走ってみて、筆者は心が晴れやかになるような気持ちよさと幸せな思いを感じました。ゆっくり走っていても純粋な“走る楽しさ”を得られるのは、ロードスターのいいところ。それは新型でも従来型でも不変です。
ちなみに現行型ロードスターは、発売からまもなく9年が経過。そろそろ次世代のモデルが気になる頃です。
しかし今回、莫大な投資をおこなって電子プラットフォームを刷新したということは、今後しばらくの間、フルモデルチェンジはおこなわれないということを意味しています。現行のND型ロードスターの旬は、まだまだ続きそうです。
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